主な沿革
「次世代人材の育成」への
取り組みを持続的に発展
電通育英会が設立されたのは1963年。設立には、株式会社電通第4代社長を務めた故吉田秀雄氏の功績が大きく関わっています。吉田氏は、12歳で父親を失い、吉田家の養子に入るも養家が破産するなど、幼少期より非常に困難な道を歩んできました。しかし、その悲境に耐えて大学を卒業。その後、電通のみならず、広告業界全体の発展に貢献しました。その功績を記念するとともに吉田氏の「人材の育成は終局の目標である」という生前の信条実現のために、電通育英会が設立されました。
人材の育成のための事業として1965年に開始した奨学事業を拡大・進化させていくとともに、育英に関する調査研究・情報提供に取り組み、さらに公益法人化を契機として2012年には次世代人材育成に資する活動への助成事業を開始するなど、時代とともに制度や活動を柔軟に変化・発展させてきました。
財団の使命として「社会を牽引する次世代人材の育成」を掲げ、社会の要請や変化を見据えたさまざまな事業を積極的に推進し、公益活動の持続的発展に努めています。
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1963年
(昭和38年)財団法人電通育英会を設立
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1965年
(昭和40年)初の奨学生15名を迎え、貸与奨学金制度を開始
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2000年
(平成12年)年間奨学生採用数が初めて100名を超える
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2006年
(平成18年)・貸与奨学生を対象とした「成績優秀による返還免除」制度開始
・大学院生の給付奨学生の新規募集開始 -
2008年
(平成20年)高校予約型の大学奨学生の募集を開始
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2010年
(平成22年)貸与奨学生の新規募集を休止、給付型のみ募集
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2011年
(平成23年)公益財団法人として、新たなスタートを切る
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2012年
(平成24年)「学生の人材育成に寄与する活動」への助成開始
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2014年
(平成26年)奨学生を対象とした「海外留学・活動支援制度」開始
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2018年
(平成30年)大学生研究フォーラムを発展させた
「第1期リーダー育英塾」を開催 -
2023年
(令和5年)全奨学生の累計が4,000名を超える