60YEARS ANNIVERSARY DENTSU IKUEIKAI ▶財団公式サイト

60周年に寄せてFuture

60YEARS ANNIVERSARY DENTSU IKUEIKAI

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修了生からのメッセージ

  • 吉村 昌子 画像

    2013年修了

    株式会社ミツモア CSO
    (最高戦略責任者)

    吉村 昌子 よしむら まさこ

     地方の大学に通う自分にとって、電通育英会のセミナーは東京やその他地域の優秀な大学生と出会い、交流できる貴重な場所であり、今でも交流のある友人もできました。特に、社会に出て10年経った今、それぞれが活躍している姿を見るのはとても刺激になります。また、学生時代はキャリアや就職活動について時間をかけて考える機会が多くなかったので、そのような機会をいただけて大変ありがたかったです。
     改めて60周年おめでとうございます! 私は電通育英会のおかげで大学に進学できました。財団の運営に携わってきた、すべての方々に感謝しかありません。これからも可能性ある若者の未来を照らす電通育英会であってください。益々のご発展をお祈りしています。

  • 河口 善優 画像

    2015年修了

    系統金融機関

    河口 善優 かわぐち よしまさ

     性善説と性悪説、どちらが是か非か——大学1年生の夏に受講したセミナーでのグループ討議のテーマです。当時18歳の私にとっては手応えのあるテーマで、「とんでもない所に来てしまった」と感じたことを覚えています。
     セミナーで学んだ内容はもちろん、全国の優秀な奨学生たちと討議した経験が何より貴重だったと感じています。あの頃の仲間とは今でもつながっており、一種の異業種交流会のような集まりとなっています。また、ご縁があって妻も奨学生でした。電通育英会には感謝しかありません。
     この度、設立60周年を迎えられたこと、心よりお慶び申し上げます。卒業生として世の中に貢献できるよう改めて精進して参ります。今後益々のご発展を祈念いたします。

  • 中原 維新 画像

    2023年修了

    SOLIZE株式会社

    中原 維新 なかはら いしん

     設立60周年、誠におめでとうございます。電通育英会のセミナーでは、大学1年生のうちから「チームで行動し、アイデアをカタチにする」という貴重な経験を積むことができました。大学では授業が主体であるため、各人の座学に重きが置かれていますが、社会ではチームとして成果を出すことを求められます。セミナーでは、大学の授業では得ることのできない「チームとしての経験」を優秀な仲間たちと積むことができ、大学生から社会人へのギャップを埋めてくれたと思っています。
     私は大学院まで支援していただきましたが、大学1年生からこのような経験を積めたことは、私がコンサルタントというキャリアを選択した礎にもなっています。本当にありがとうございました。

役員からのメッセージ

  • 大塚 雄作 画像

    国際医療福祉大学 教授/京都大学 名誉教授/大学入試センター 名誉教授

    電通育英会 評議員

    大塚 雄作

     電通育英会と接点を持ったのは2008年。当時、私は京都大学高等教育研究開発推進センターに所属しており、電通育英会との共催で第1回「大学生研究フォーラム」が開催されたのがその端緒です。

     その出会いから約15年、奨学生選考委員として選考面接等を通して多くの奨学生と接してきました。志願書類から想像すると大変な環境にある生徒が少なくありませんが、いざ面接をしてみると、それを微塵も感じさせない明朗さを持っていることに度々驚かされました。それどころか、将来に対する見通しもしっかりと持っていて、頼もしく感じることが常です。
     大学院奨学生の選考面接では、そうした奨学生たちが目指すところを明確にして、しっかり専門性を身に付けつつあることが伝わってきます。学部生の奨学生選考が適切に行われている一つの証左であり、選考委員にとっても学びの場になっています。

     電通育英会の奨学生は、奨学金の給付のみならず、奨学生同士の交流の場が設けられている点にも特徴があります。私が参加させていただいているのは「奨学生の集い」「修了生交流会」と限られてはいますが、OBOGの参加によるタテのつながりも含めて、一つのコミュニティが形成されていることを感じさせます。

     財団では助成団体選考委員も兼任していましたが、電通育英会の取り組みは、単なる資金助成に終わらず、事業の進捗報告を通して財団との交流機会を確保しています。また、事業の報告会を設置するなど、それぞれの事業をつなぐ役割も果たしているのが特徴です。

     本来、若い世代の育成に求められるのは、その種の「つながり」をいかに形成し、どのようにそれを維持・発展させていくかということです。その点で、60年の積み重ねによって紡ぎ出された電通育英会の事業には大きな信頼感があるでしょう。

     新型コロナウィルスによる時代の変化を経験して、これからを見据えると、オンラインによるつながりが増大することは明白です。また、AI等のテクノロジーが日常生活に入り込んでくることは、生成AIの普及を見ても想像に難くありません。そのような時代だからこそ、電通育英会で用意されている「人のつながり」を形成する機会は貴重です。電通育英会には、時代の流れに即応しつつも、今後もその原点を大切に育てていってもらいたいと思います。

電通育英会は
これからも、
次世代を担う
人材の育成を
継続していきます。