IKUEI NEWS vol.84
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――コーチングを通してビジネスパーソンと話す中で、テクノロジーや働き方などの社会的な変化を感じますか。 コーチングを始めて約6年、年間100名ほどの相談を受けていますが、最近では相談者の考え方に変化を感じます。以前は「会社の中で活躍したい」という相談もありましたが、現在は「人生の中でキャリアをどう進めたらよいか」という相談が増えました。スキルアップしたい、成長したいというようなポジティブな言葉もよく聞かれるようになりましたね。それはきっと、テクノロジーや働き方の”自分軸“こそが変化の荒波を乗り切る舵となる変化、「人生100年時代」などの影響によって、会社に所属することよりも「個人の力」を大切に考える方が増えたからだと思います。相談内容の変化から社会が過渡期に差し掛かっていることを実感しますね。――多くの変化を経験されている和気さんにとって、一番大きな「変化」は何だったのでしょうか。 一番はやはり女優を諦めたことでしょうか。女優は中学生の頃から憧れていた職業で、大学在学中からいくつも事務所の面接を受け、苦労してやっと受かったところで始めた仕事です。卒業後も5年ほど頑張ってきましたが、オーディションに落ち続け、モチベーションも徐々に下がってしまいました。周囲が卒業して就職を決めていく中で、私は就職しない道を選んだ。人と異なる道を進んでいるという疎外感が常につきまとっていたということもあり、夢に見切りをつけ、新たな一歩を踏み出すことを決意したのです。前向きな変化ではありませんでしたが、勇気のいる決断でした。エグゼクティブ・コーチ 和気 香子和気香子さんは、東京大学で経営学を学びながら女優を志し、卒業後数年間は女優として活動していました。ところが思うようにいかず、女優業に区切りをつけて留学し、MBA(経営学修士)を取得。帰国後は就職し、数々の大手企業で活躍した後、「コーチング※」という仕事に出合います。本インタビューでは、「変化の波」に流されることなく、自ら新しい環境に果敢にチャレンジして乗り切ってきた和気さんに、「変化を乗り切る力」について伺いました。※コーチングとは一方的にアドバイスを与える「ティーチング」とは違い、問いかけて聞くことを中心とした「双方向のコミュニケーション」で、相手の中にあるアイディアや選択肢などを引き出し、気付きをもたらすキャリア支援の方法。Editorial DepartmentInterview編集部インタビュー3 IKUEI NEWS 2018.10 vol.84
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