IKUEI NEWS vol.84
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地域活性化のための、旅行プラン作成プロジェクト 「九州地域を活性化するために、大学生ならではの新しい旅行プランを作ってほしい」。 与えられたお題のもとで、ゼミ生5人1組のグループによる旅行プラン作成プロジェクトが始動しました。私たちが対象とした地域は、大分県由布院市。まずは実際に現地を訪れて、その地域の特徴を自分の目で確かめたり、現地の観光業関係者、観光客にインタビューを行ったりすることで、どのような顧客層をターゲットとするのかを調査するところから始めました。調査から分かった「若い観光客が少ない」などの問題や、地方ならではの穏やかな地域特性を踏まえて、ターゲットは女子学生に設定。さらに、日常生活の行動パターンによってターゲットを4つのタイプに分類し、由布院の雰囲気や観光資源にマッチするタイプに向けて訴求するプランを作り始めました。アイディアを形にする“根拠”の大切さ この活動の中で何より大変だったことは、“根拠”の導出です。「旅行プラン」という商品は実体がなく、お客さんが実際にプランを利用して現地で体験するまで、商品への満足度が測れません。また、マーケティングという学問自体がどうしても抽象的、感覚的なものになってしまいがちです。しかし、企業の立場に立って考えると、商品を作るに当たって重要なのは、感覚ではなく“根拠”なのです。「こんな商品があったら素敵だな」と考えることは誰でもできますが、資源、市場規模、人員、予算など、さまざまな制約の中で商品を作らなければなりません。将来の展望が望めないものを赤字覚悟で資本を投入……なんてリスクが高い行動はとれません。 私たちも、商品を提案するに当たって、“根拠”を重要視しました。由布院での調査以外にも、大学生の旅行に対する意識調査や旅行市場全体の動向調査など、さまざまな観点から仮説の構築とその検証を繰り返し行いました。面白そうなアイディアやイメージはできているのに、それに基づく根拠を導出できずもどかしい思いをしたり、やっとの思いで導出できた根拠も「甘い」と一蹴されてしまったり。商品開発の厳しさに加えて、就職活動や部活、アルバイトとの両立が大変で、何度もくじけそうになりましたが、グループ全員で悩んだり励まし合ったりしながら、最終的には無事に私たちの思いを商品という形にすることができました。 開発の楽しさもさることながら、企画から最終提案までの一連の流れを通して、市場志向や顧客志向の仕事の進め方を体験することができ、かけがえのない経験となったと感じています。私たちが作ったプランは今年の10月から店頭に並ぶ予定ですので、機会があればぜひ手に取ってみてください!「奨学生のページ」は、奨学生の活動について報告するページです。今回は、まちづくり貢献のために研究室の仲間たちと「駅西あさごはん」を運営した高原潮さんと、ゼミ活動で、(株)日本旅行と協働して旅行プランを開発した廣内志帆さんによるレポートを紹介します。岡山大学 経済学部 4年生 廣内 志帆マーケティングゼミの活動で(株)日本旅行 赤い風船事業部と協働し、旅行プランを開発ビジネスは、アイディアだけでは動かない(株)日本旅行に商品を提案した当日の様子発表を終えて、グループ5人での記念写真(左から2人目が廣内さん)ひろうちしほIKUEI NEWS 2018.10 vol.84 26

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