IKUEI NEWS vol.84
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変化にも折れない心を身につける枝廣 淳子(えだひろ じゅんこ)大学院大学至善館 教授幸せ経済社会研究所所長、有限会社イーズ代表取締役。国内外の環境問題、本当の幸せと新しい経済・社会の在り方、レジリエンスやシステム思考などを研究。事象のつながりを捉え、「伝えること」で変化を創り、しなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。主な著訳書に、『不都合な真実』『レジリエンスとは何か-何があっても折れないこころ、暮らし、地域、社会をつくる』『朝2時起きで、なんでもできる!』『地元経済を創りなおす』ほか多数。東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。寄稿●1 皆さんはいま、どのような状況にいらっしゃるでしょうか?切迫している問題や自分に影響を与えるかもしれない動向、何らかのプレッシャー源となりそうな事態などがありますか? 外からの圧力や衝撃を受け止め、乗り越えることができそうでしょうか? 私たちはいま、温暖化の影響の悪化、AI(人工知能)をはじめとする科学技術の進展、働き方の変化など、大きく社会が変わっていく時代に生きています。言い換えると、これまでの、「これまで通りが続く」ことに疑問を持たずに済むような、安定していて将来への見通しが明確な時代から、いつ何時、何が起きてもおかしくないと言えるほど、外部から突然の衝撃を受ける可能性の高い時代を迎えているのです。 こういう不確実で不安定な時代を生きていくには、何かが降りかかってきても、しなやかに立ち直る力=「レジリエンス」が大事になってきます。 例えば、会社の倒産や失恋など、大変なことやつらいことがあった時、心が折れてしまう人もいれば、その時は沈んでいても、そのうち元気に立ち直る人もいます。さらには、その経験をバネに、もっと大きく成長する人もいます。この違いは、「心のレジリエンス」の強さの違いです。何が起こるか予測できない時代を生き抜いていく上での最善の策は、何かあっても折れない力をつけておく、つまり、自分のレジリエンスを育むことだと思っています。 この「レジリエンス」は“resilience”という英語で、日本語では「回復力」「再起力」「弾力性」などと訳されます。私は分かりやすく「しなやかな強さ」と表現しています。不確実で不安定な時代を生きるための「レジリエンス」11 IKUEI NEWS 2018.10 vol.84
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