大学生研究フォーラム2009

京都大学高等教育研究開発推進センター/財団法人 電通育英会共催 大学生研究フォーラム2009 を開催しました

大学生研究フォーラム2009は無事終了いたしました。
・10月20日発行の「IKUEI-NEWS」にてフォーラムの模様を紹介します。
・次回開催予定のフォーラム2010のご案内は、3月頃を予定しています。

大学生の何が成長しているか、その中身を考える

大学全入時代といわれる最近の大学教育にとって、学生をどう育てるかということが喫緊の課題となっています。大学はもはや単なる知識を習得させるだけの場ではなく、知識社会、情報化社会、グローバル社会といった新たな社会状況で力強く生きていけるための人材育成の場ともなってきています。そのためには、正課・正課外教育、キャリア教育など有機連携的・包括的な視点のもと、大学はいかに学生を育てるかということを考えなければなりません。

高等教育における教授学習やファカルティ・ディベロップメントの実践的研究組織・京都大学高等教育研究開発推進センターと、大学生・大学院生への奨学制度で、社会に貢献する有用な人材育成を目指す(財)電通育英会は、現代大学生の姿を正確に理解し、かつ現代社会を力強く生きていける学生を育てるために正課・正課外教育、キャリア教育に求められている課題は何かを包括的に検討するべく、大学生研究フォーラムを開催いたします。

大学、研究機関などで、大学教育についての研究で活躍されておられる先生方に加え、高校で進路指導に携わっておられる教諭、さらにこのテーマに関心ある学生にも参加いただき、これからの「大学生」について幅広い観点から議論を深めていきます。

多くの皆様にご参加いただきたく、ここにご案内させていただきます。

2008年4月
京都大学高等教育研究開発推進センター長  田中 毎実
財団法人 電通育英会 理事長  松本 宏

大学生研究フォーラム2009 開催要項

開催日:
2009年7月25日(土)・26(日)
会場:
京都大学百周年時計台記念館 1階・大ホール、2階・国際交流ホール

※申し込み締め切りは6月末でしたが、多くの方からお申し込みをいただきましたが、500名程度の大きな会場ですので、まだお席に余裕があります。引き続きお申し込みください。フォーラム参加は無料です。ただし、7月2日以降のお申し込みの方の名前は、当日配布の『要旨集』の参加者名簿に掲載されません。あらかじめご了承願います。

開催スケジュール 1日目 12:30〜17:35
12:30 開会
あいさつ

田中 毎実(京都大学 高等教育研究開発推進センター長)
松本 宏(電通育英会理事長)

趣旨説明と継承問題

溝上 慎一(京都大学 高等教育研究開発推進センター・准教授)

13:20〜16:00 パネルディスカッション 第1部
テーマ「学生の何が育っていて、何が育っていないのか? −ボランティア・インターンシップ・大学教育改善−」
司会:
溝上 慎一(京都大学 高等教育研究開発推進センター・准教授)
パネリスト:
  • 加藤 敏明(立命館大学 共通教育推進機構キャリア教育センター・教授/センター長)+ 学生
  • 岩井 雪乃(平山郁夫記念ボランティアセンター・助教)+ 学生
  • 土持 ゲーリー 法一(弘前大学 21世紀教育センター・教授/副センター長)+ 学生

16:15〜17:35 講演1
「プロフェッショナル志向を認め始めた日本企業の雇用システム −大学はこれにどう関わるか−」

谷内 篤博(文京学院大学 人間学部・教授)

「『学びの身体性』に学ぶ −『江戸』の視点による現代教育の相対化−」

辻本 雅史(京都大学大学院 教育学研究科・教授)

18:00〜20:00 情報交換会
2日目 10:00〜17:10
10:00〜11:20 講演2
「キャリア教育と言わない大学生のキャリア教育 −正規教育とキャリア教育の架橋−」

浦坂 純子(同志社大学 社会学部・准教授)

「大学生に本当に必要なキャリア教育とは何か −2007〜2008年縦断調査にみる現代大学生の就職活動−」

下村 英雄(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)

12:50〜11:20 基礎講演
「学部学生の間にキャリアについて内省、展望すべきこと −自分の中に問うべきことと、広い世界に問うべきこと−」

金井 壽宏(神戸大学大学院 経営学研究科・教授)

14:35〜17:05 パネルディスカッション第2部
テーマ「学生の『学ぶ』を育む −経験知と専門知との往復による融合−」
司会:
加藤 敏明(立命館大学 共通教育推進機構キャリア教育センター・教授/センター長)
パネリスト:
  • 中村 陽一(立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科・教授)
  • 川上 正浩(大阪樟蔭女子大学 心理学部・准教授)
  • 高橋 進(長野大学 企業情報学部・教授/学部長)

17:05 閉会

登壇者のプロフィール(登壇順)

溝上 慎一(みぞかみ しんいち)氏京都大学 高等教育研究開発推進センター・准教授
1970年生まれ。1996年京都大学高等教育教授システム開発センター助手・講師を経て、2003年より現職。著書に『現代大学生論』(NHKブックス)、『大学生の学び・入門−大学での勉強は役に立つ!』(有斐閣アルマ)、『大学生の自己と生き方』(ナカニシヤ出版)、『自己形成の心理学』(世界思想社)など。
講演・議論の内容紹介:

加藤 敏明(かとう としあき)氏立命館大学 共通教育推進情報キャリアセンター 教授/センター長
立命館大学産業社会学部卒業。共同通信社、日本経済新聞社を経て1977年札幌国際大学専任講師、1998年助教授。2003年9月より現職。専攻は労働経済学雇用論、ライフスタイル論。2003年度に立命館大学でインターンシップ基本理念を策定、2005年度に日本型コーオプ教育プログラム「コーオプ演習」を開発するなど、インターンシップの健全な普及を提言し続けている。日本インターンシップ学会副会長(理事)。関西支部長。文部科学省産学連携高度人材育成事業推進委員会。
講演・議論の内容紹介:

岩井 雪乃(いわい ゆきの)氏早稲田大学 平山郁夫記念ボランティアセンター・助教
人間・環境学博士(京都大学)、専門は環境社会学、アフリカ地域研究。1993-95年青年海外協力隊(タンザニア派遣)2003年京都大学大学院人間・環境学研究科修了。2005年より早稲田大学教員。NPO法人阿附リック・アフリカ代表理事。論文・著書に「住民参加型保全の発展型としての土地権利運動−タンザニアとケニアの野生動物保全の歴史と現状−」、「新世界地理 アフリカ−バントゥアフリカ、西アフリカ沿岸部、島嶼部」
講演・議論の内容紹介:

土持 ゲーリー 法一(つちもち ほういち)氏弘前大学 21世紀教育センター・教授/副センター長 研究開発室長
1945年中国撫順市生まれ。コロンビア大学外学院ティーチャーズ・カレッジ修了Ed.D.、東京大学(教育博士)。2004年より現職。著書に「米国教育使節団の研究」および「戦後日本の効用教育改革政策−『教養教育』の構築」(玉川大学出版部)、「ティーチング・ポートフォリオ−授業改善の秘訣」および「ラーニング・ポートフォリオ−学習改善の秘訣」(東信堂)など。
講演・議論の内容紹介:

谷内 篤博(やち あつひろ)氏文京学院大学 人間学部・教授
1953年石川県生まれ。筑波大学大学院教育研究科修士課程(カウンセリング専攻)修了。 上場企業の人事部、銀行系大手シンクタンクなどを経て、2003年4月より現職。専門は人的資源管理。 著書に『大学生の職業意識とキャリア教育』(勁草書房)、『日本的雇用システムの特質と変容』(泉文堂)など。
講演・議論の内容紹介:

辻本 雅史(つじもと まさし)氏京都大学大学院 教育学研究科・教授
1949年生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程退学。 光華女子大学教授、甲南女子大学教授。文学博士。京都大学教育学部助教授を経て、97年京都大学教授。文学博士。2003年放送大学客員教授。教育史・日本思想史専攻。江戸時代の思想史・文化史研究の視点から、日本の教育文化を読み解いている。著書に『近世教育思想史の研究』(思文閣出版)、『「学び」の復権』(角川書店)、『教育の社会史』(放送大学教育振興会)など。
講演・議論の内容紹介:

浦坂 純子(うらさか じゅんこ)氏同志社大学 社会学部・准教授
1998年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。松山大学経済学部、同志社大学文学部を経て、学部改組により2005年から現職。著書に『なぜ「大学はでておきなさい」』と言われるのか−キャリアにつながる学び方−」(ちくまプリマー新書099)。
講演・議論の内容紹介:

下村 英雄(しもむら ひでお)氏独立行政法人 労働政策研究・研修機構 キャリアガイダンス部門・副主任研究員
1997年より現職。主にキャリア発達とキャリアガイダンスのあり方に関する研究を行なう。著作に『キャリア教育の系譜と展開−教育再生のためのグランドレビュー』(共著、雇用問題研究会)、『キャリア教育への接待』(共著、東洋館出版社)など。
講演・議論の内容紹介:

金井 壽宏(かない としひろ)氏神戸大学大学院 経営学研究科・教授
1954年生まれ。1978年京都大学教育学部卒業。1980年神戸大学大学院経営学研究科修士課程を修了。1989年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh.D.(マネジメント)を取得。1992年神戸大学で博士(経営学)を取得。1992年神戸大学で博士(経営学)を取得。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。専攻は経営管理・経営行動科学。著書に、『やる気!攻略本』(ミシマ社)、『働くみんなのモティベーション論』(NTT出版)、など多数。
講演・議論の内容紹介:

中村 陽一(なかむら よういち)氏立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科・教授 社会デザイン研究所副所長
一橋大学社会学部卒業。(株)新評論、日本生協連、非営利シンクタンク・消費社会研究センター代表、東京大学社会情報研究所客員教授、都留文科大学文学部教授等を経て、現職。多くのNPO法人の役員等、市民活動・事業の現場と往復し、実践的研究、基盤整備、政策提言に取り組む。(経済産業省)ソーシャルビジネス推進イニシアティブ座長。 日本NPO学会発起人・前理事、日本ボランティア学会副代表。『日本のNPO/2000』、『多元的共生を求めて』他共編著書多数。
講演・議論の内容紹介:

川上 正浩(かわかみ まさひろ)氏大阪樟蔭女子大学 心理学部・准教授
1964年生まれ。1992年名古屋大学教育学部助手を経て、2001年より大阪樟蔭女子大学に。同大人間科学部講師、助教授を経て、2009年より現職。認知心理学、特に単語認知過程が研究テーマ。著書に『スーパーエッセンス心理学』(共著:北大路書房)など。
講演・議論の内容紹介:

高橋 進(たかはし すすむ)氏長野大学 企業情報学部・教授/学部長
1952年東京生まれ。信州大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(工学)。富士通等に勤務。信州短期大学教授を経て、長野大学産業社会学部教授。現在は同大学企業情報学部学部長。長野大学インターンシップ責任者。技術士(情報工学)。
講演・議論の内容紹介:

お問い合わせ

京都大学高等教育研究開発推進センター 溝上研究室

〒606-8501 京都市左京区吉田二本松町

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075-753-3047
FAX:
075-753-3045

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