IKUEI NEWS vol.80
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参加者から見た大学生研究フォーラム 8月18日、プログラム最後のパネルディスカッションで、松下・児美川・中原の三先生が最終発言として今後への要望を述べた。それを受けて、司会進行役の溝上先生がまとめだけでなく、深い感想や今後の方向性などをたっぷり話されるとばかり思っていたらまさかの”なし“。めったにない定刻どおりの終了。10年目のフォーラムの意外な幕引きだった。ともに参加した同僚が帰り道発した言葉は「話したら泣いちゃうから」。そうでしたか?溝上先生。 溝上先生がこの10年、身を粉にして創り上げてこられた、この夏の一大イベントに以下のお礼をお伝えしたい。アカデミックな感想ではないことをお許しください。「夏は京都へ」が合言葉に 10回中1回は東京大学を会場としたが、夏真っ盛りに京都大学にとっぷりと身をおいて、旬のテーマと最適な講師陣による知のシャワーを浴びるという経験は得難いものだった。途中学研アソシエによる「高校教育フォーラム」が併催され、2日間という長丁場に。大学人も高校教員も全国から京都に押し寄せる恒例行事となった。ここに来れば日頃お会いできない先生に会える。「夏は京大に行きますか」、「じゃあ会えますね」。こんな会話が行き交った。リアル「高大社連携」個人版 新たなネットワークづくりに貢献してくれた。ランチは名刺交換と交流の場。プログラムによってはグループワークも多く行われた。メンバーには大学に籍を置く人も高校教員も我々のような民間も。同じテーマで違う関心事に向き合う。進学を目的とした高大連携ではない、社会人である個人が交流可能な、高大社連携の場を創っていただいた。アクティブ・ラーニング型フォーラム構成 今回はオーソドックスな構成に戻ったが、参加者ダイアローグ、ジグソーカンファレンスなど、参加者が主体者となるプログラムも多かった。また、通常のジグソー法とは異なり、インテグレーションセッションが設けられて要旨が改めて解説され、さらに溝上先生によるラップアップと、大人のアクティブ・ラーニングに対して親切な構成だった。大学・高校のキャリア教育にさらに光を 「大学のキャリア教育考」の印象の初期から、時代とともにテーマ・内容が変遷。参加者も時代の最先端の波の只中にいる高揚を毎回感じてきた。高大接続改革の大学入学者選抜変更のみへの関心のヒートアップや、高校でのアクティブ・ラーニングの手法の普及爆発といった騒がしい環境変化の中、若者の社会へのトランジションのために、必要なことは何なのか。この本質的な具体策に迫るための知見の吸収の場に、今後どう新たな展開をしていただけるのか。高大接続のキャリア教育の構築に向けた、さらなる一歩を期待している。高大接続のキャリア教育構築の場へのさらなる発展を2017大学生研究フォーラム株式会社リクルートマーケティングパートナーズリクルート進学総研キャリアガイダンス編集顧問つのだひろこ角田 浩子19

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