IKUEI NEWS vol.79
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「ダブルダッチ」に一目惚れし、サークルに加入 「なんだ、これは……」。サークルの新入生歓迎会で、ダブルダッチパフォーマンスを初めて見た時の言葉です。ダブルダッチとは、2本のロープを音楽に合わせて回し、縄を回す人と跳ぶ人が時に互いの役割を入れ替えながら協力し、多種多様な技で観客を魅了する競技です。縄を跳んでいるはずなのに縄の存在を感じさせない自由自在なその演技の中に、練習量と費やした時間、そして熱意をありありと感じました。そこに惹かれ、私はこの競技に大学生活を捧げたいと思いました。 そうして私はロープスキッピングサークルに入りました。このサークルではダブルダッチだけでなく、小学校でやるような短縄や大縄、2人で1本の縄を跳ぶ「2in1」、2人で2本の縄を使って跳ぶ「ホイール」など、縄跳びのことなら何でもやります。努力の末に皆で掴んだアジア大会への切符 私が今回出場した全日本ロープスキッピング選手権大会は、ダブルダッチと短縄で競う大会でした。それぞれに細かく種目があるため、1チーム5人で6種目をこなす必要がありました。 パフォーマンスを作るためには、テーマ、曲、衣装、そしてパフォーマンス中の動きを決めることが必要です。そして、特に重視するのはダンスなどと同様、音楽を体の動きでどう表現するか、という点です。しかし、縄跳びにおいては体の動きだけでなく、縄の動きでも音楽を表現できるため、他の競技よりも幅広い組み合わせと表現が可能になります。その幅広さがあるからこそ、同じ音楽を聴いてもメンバーごとに思い付く表現方法は全く異なってきます。それらをどう取捨選択するか、どう擦り合わせるのかが難しいところでもあり、面白いところでもあります。 パフォーマンス作りには膨大な時間がかかるため学業や研究の合間を縫って話し合いを行い、空いている時間が10分でもあれば集まって練習をしました。そして本番では、関東の縄跳び専門クラブのチーム、我々のサークルのOB・OGチームなどの強豪がひしめく中で、なんとか上位に食い込み、アジア大会への切符を掴むことができました。支えがあるから主役が映えることを学ぶ ロープスキッピングを通して、私は脇役の大切さに気付くことができました。これはダブルダッチにおいて一番顕著に現れます。ダブルダッチにおいては縄の中にいる人ばかりに目がいきますが、縄の回し手のサポートがあるからこそ、跳ぶ人が際立つのです。皆さんも是非ダブルダッチを見る機会があれば、回し手にも注目してみてください。職人的な技術が詰まっています。私は社会人になっても縄跳びを続けて、いずれは世界の舞台に立ちたいと考えています。京都大学 法学部 4年 狩俣 有志全日本ロープスキッピング選手権大会に出場全日本ロープスキッピング選手権大会に出場サポートの大切さを教えてくれたロープスキッピング「奨学生のページ」は奨学生の活動について報告するページです。今回は、スポーツとしての縄跳び、「ロープスキッピング」のサークルで全日本選手権大会に出場した狩俣有志さんと、政策提言論文大会の「ISFJ日本政策学生会議」で最優秀賞を受賞した神田美香さんによるレポートを紹介します。大会後にチームで記念撮影(写真左下)。ダブルダッチ練習の様子(写真中央)。29

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