IKUEI NEWS vol.78
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「石巻女川交流プログラム」 を終えて…相川 琢眞 さん立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科 2年あいかわたくま 今回の「石巻女川交流プログラム」では、Three-S創始者であり、現在は石巻に移り住み石巻社会福祉協議会で働いている荻生奈苗さんをはじめ、石巻日日新聞の博物館「石巻NEWSée」館長の武内宏之さん、「女川復幸祭」に携わる伊藤俊さんらにお会いして、Three-Sとの関わりや震災復興にまつわるお話をうかがいました。  Three-S創設当時の思いを述べられた荻生さんのお話は、「6年経った中での復興支援って何をすれば良いんだろう」とモヤモヤした思いを持っていた私にはとても刺激的なものでした。石巻NEWSéeでは、震災で亡くなった佐藤愛梨ちゃんをきっかけに始まった「アイリンブループロジェクト」代表のすがわらじゅんいちさんと、愛梨ちゃんの母・佐藤美香さんからお話を聞き、改めて被災地の現実を見つめることができたと感じています。 女川復幸祭のお手伝いでは、微力ながらも女川という場所の復興に直接関われたことが大変喜ばしいです。復幸祭後にうかがった伊藤さんのお話では、「(震災の)当事者になってみないと分からない」という言葉が心に強く残っています。「分からないながらも、震災の記憶を風化させないことが自分たちの使命なのだ」と感じました。 東北の現地へ赴く復興支援は、皆様のご支援があってこそ継続できている活動であり、後輩への思いの継承や、「いのち」を考える福祉人材の育成にも寄与していると考えます。また、森隆一理事長と宮島泉事務局長ら皆様には、現地へ同行して、和やかな雰囲気の中、活動を見守っていただき、知人の方々をご紹介いただいたことにも心より感謝しています。今回の活動でいただいたお話やご縁、その全てを今後の成長の糧としていきたいと思います。女川町での活動2日目津波記憶石(上)と、病院内にある被災当時の状況を伝えるパネル(左)。学生によるチラシ配りの様子。キッズコーナーで学生が運営補助をする様子。駅前から商店街を眺めた様子。当日の復幸祭の来場者は約17,000人。㈱オーテックの伊藤さんの話を聞く学生たち。復幸祭での活動を終えた後は、女川に住む㈱オーテック専務取締役の伊藤俊さんよりお話をうかがいました。伊藤さんは6年前にThree-Sメンバーと女川で偶然出会って以降、交流が続いているそう。震災を乗り越えて復興に携わる伊藤さんから、「変化を恐れないで」というアドバイスを受けた学生たちは、その後女川町地域医療センターへ。この病院はかなりの高台にありますが、震災当日は病院の1階まで津波が襲来、学生たちは津波の恐ろしさを改めて実感しました。2日目は、今年で6回目を迎える「女川町復幸祭2017」に運営補助のボランティアとして参加しました。学生たちは、チラシ配りとキッズコーナーの体験補助の2組に分かれて活動。休憩時間にはステージや出店など、女川復幸祭を楽しみました。震災から6年が過ぎ、漸くここまでたどり着いた女川。震災に負けない女川の強さを肌で感じていました。■ 伊藤さんによるお話/女川町地域医療センター見学■ 女川復幸祭201734

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