IKUEI NEWS vol.78
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石巻女川交流プログラム立教大学 コミュニティ福祉学部 東日本大震災復興支援プロジェクト2017年3/18(土)・19(日)実施│助│成│活│動│レ│ポ│ー│ト│石巻市での活動1日目活動1日目、最初に向かったのは「石巻NEWSée(ニューゼ)」。震災直後に発行された石巻日日新聞の号外や被災当時の写真などを飾る博物館です。ここでは、館長の武内宏之さん、震災で娘の愛梨ちゃんを亡くした佐藤美香さん、愛梨ちゃんをきっかけに始まった復興プロジェクト「アイリンブループロジェクト」の代表であり、作家のすがわらじゅんいちさんの3名からお話がありました。震災のつらい体験だけでなく、人との縁、震災で起こった奇跡や将来に向けて動き出している復興活動などの話に学生たちは熱心に耳を傾けていました。武内さん(上段右から3番目)、すがわらさん(下段右から2番目)、佐藤さん(下段右から3番目)との集合写真。館長の武内さん。■ 石巻NEWSée■ 今回の取材のきっかけ 石巻・女川という地には震災直後から何度も足を運んでおり、私にとって特別な思いがありました。被災地の方との交流の中で印象的だったのが、「震災を忘れないでいてくれることが一番の励みになる」という言葉。ですから、今回の活動に着目し、読者の皆さんに紹介しようと考えたのです。 我々はこれまでさまざまな活動に助成金を出してきましたが、今まで書類上でしか把握してきませんでした。助成金がいかに使われているか、その現場を訪ねることは我々の使命でもあるわけです。電通育英会では、2012年4月よりNPO法人や大学学内組織など、非営利団体が行う学生対象の人材育成活動への資金助成を行っています。ここでは、電通育英会が資金助成を行っている活動の一つをレポートします。今回は、立教大学コミュニティ福祉学部東日本大震災復興支援プロジェクトとして2016年12月の「石巻交流プロジェクト」に引き続き行われた、「第11回石巻女川交流プログラム」に、森理事長と宮島事務局長が同行。復興支援を行う学生団体「学生支援局Three-S」が主体となって行った現地での活動に密着しました。森 隆一 理事長荻生さんの熱のある話に、Three-Sメンバーからも何度も質問が飛び交った。Three-S創設者の荻生さん。門脇ハウスのオーナー、千葉さん夫妻(上下段右端)と。■ 門脇ハウス(荻生さんによるお話)日和山より下山した後は、宿泊地である門脇ハウスへ。石巻でボランティア活動などをする学生や社会人の宿泊を受け入れている施設です。そこでは、Three-Sの創設者であり、現在石巻市社会福祉協議会に勤める荻生奈苗さんが、創設時の思いから復興支援の現状まで、多岐に渡って語ってくれました。先輩の復興支援に対する熱い思いを聞き、自分たちの活動に対して決意を新たにしたようでした。おぎゅう■ 門脇小学校・日和山見学門脇小学校。校舎の一部を震災遺構として保存することが決まっている。道中には石碑や地蔵などが置かれている。日和山からは石巻の町が一望できる。石巻NEWSéeを離れた一行は、石巻市にある門脇小学校へ。門脇小学校では震災前から避難訓練がなされており、震災当日も教員の指導により、在校していた生徒全員が無事避難できました。日和山は門脇小学校の真裏にある丘陵地で、震災時には津波から避難するため多くの人が登りました。被災者の方と同じ道を辿り、山から石巻の町を見下ろすことで、学生たちは当時の被災状況に思いを馳せました。ひよりやまひび33

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