IKUEI NEWS vol.77
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入学時は意識していなかった公認会計士への道 私は、大学に入学した年の11月から、公認会計士の資格取得を目指して勉強を始めました。公認会計士試験の勉強をしていると人に伝えると、必ず「大学では歴史を専攻していながら、なぜ公認会計士になろうと思ったのか」と聞かれます。実は、勉強を始めた当初は、明確に公認会計士になろうと思っていたわけではありませんでした。ただ、自由に使える時間が格段に増えるであろう大学生活の中で、専攻しようと考えていた歴史学以外にも何か興味を持ったことに時間を使おうと、入学以前から考えていました。何気なく入ったサークルで会計学の面白さに気付く 大学に入学し、会計学を研究するサークルに勧誘され、「もしかすると興味を持てるものがあるのかもしれない」と軽い気持ちで入会しました。その中で、ただの羅列のみでは意味を持たない数字が、一定の基準に従って表示されることで、会社の業績を表し、投資判断の材料にまでできる財務諸表にとても興味を持ち、もっと知りたいと思いました。そこで、高度な会計の知識が要求される公認会計士になるための勉強をすればもっと多くのことを知れるだろうと考え、資格試験予備校に通うようになりました。最初は興味だけで勉強し始めましたが、実際に公認会計士としても働いていらっしゃる予備校の先生方や、一緒に公認会計士を目指して勉強している方のお話を聞き、実際の仕事内容や社会における役割を知り、公認会計士になろうと強く思うようになりました。不安や苦労を乗り越えた経験こそがかけがえのないもの 公認会計士試験の勉強をする上で一番大変だったことは、やはり大学の勉強との両立です。大学の講義には休まず出席して集中して聴き、大学がない時間はほとんど試験勉強にあてました。大学の友人が楽しそうにしていても、すぐに帰って勉強しなければならなかったり、大学の試験期間と予備校の模試が重なると、どうしても睡眠時間を削らなければならなかったりして、「どちらかをやめてしまえば楽になるのでは」と思うこともありました。しかし歴史を学ぶことで、時代の異なる人々の営みを知る手段を得ること、公認会計士試験の勉強をすることで公認会計士になるという夢に近づいているという実感を得るということ、どちらも私にとってはかけがえのない体験であり、結局どちらか一つに絞るということはしませんでした。 大学の専攻と全く異なる分野の知識が必要となる公認会計士試験に挑戦することは、やはり最初は不安がありました。それでも、純粋に自分の興味のあることに挑戦してみることで、自分の視野が広がったと思います。同志社大学 文学部 文化史学科 3年 川口 友里公認会計士試験に合格正課も資格も諦めず、取り組んだ2年間合格祝賀会にて予備校の先生と。愛用の文房具。ボールペンはすぐに使い切るのでたくさん持っています。32

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