IKUEI NEWS vol.77
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大学が行う資格取得の支援事例取材特長ある英語講座を持つ資格講座群 関西大学エクステンション・リードセンターの講座を受講できる対象は、学生や卒業生はもとより、社会貢献の一環として生涯学習を目的に、一般社会人にまで及んでいます。 「英語」、「情報処理」、「就職」という3講座でスタートした同センターの講座は、現在、 13講座84コースにまで増えています。事務グループ長の荒堀善文さんは、講座の新設やサービスの改善について、「学生のニーズを取り入れることはもちろんですが、決してそれだけではありません」と言います。 「学生の声以上に大切にしていることは、社会の状況を俯瞰して、これからの社会が求めているものを洞察し、いま何を提供すべきかを考え、講座に反映することです」。 その一例が、将来現実に体験するであろうビジネスシーンを考慮した、実践的な英語講座です。 「数ある英語講座の中には、TOEFL®・TOEIC®等のテスト対策を海外で行うコースがありますが、これらのコースでは、敢えて発展途上国へ赴き、現地で英語のテスト対策を行います。実際に現地で日常使われている英語は、普段耳にする会話テープのようなきれいな発音ではなく、現地語のアクセントセンターの展開について、荒堀さんは、アメリカのUCLA(※)エクステンションと部局間提携し、さらに講座を充実させたいと考えています。 「米国で開講されている最先端の講座を、インターネット経由で日本に居ながらにして受講できるシステム構築を進める予定です。まずは社会人対象に、『ビッグデータ分析』などビジネスにつながる講座を開設し、徐々に講座数を増やしながら学生にも門戸を開きつつ、文化的な講座なども増やしていきたいですね」。 常に時代を見据えながら新しい講座を開設し、資格取得や能力の向上に挑戦する学生へのサービスを提供している同センター。最後に、大学生のうちに資格取得に挑戦することの意義について荒堀さんにお伺いしました。 「学生の本分は自身の専門分野の学び。専門に関する知識を深めてほしいのはもちろんですが、それと並行して専門と異なる経験・知識も身に付けてほしいのです。その一つの目標として資格取得があります。結果が出れば必ず自信が付きますし、もし失敗したとしても、その挫折を乗り越えれば大きく成長できます。目標を達成し自信をつけるという経験にこそ、資格等に挑戦する意義があると思います」。を反映した訛りの強い英語です。生きた英語を実際の環境下で学び、テスト対策に留まらないリアリティを体感することも目的としています」。 実際にこれらのコースの受講生はテストスコアが上昇し、同時に貴重な留学生活も体験できることから学生の人気も高いといいます。 「グローバル化が進む中、今後ASEAN諸国がますます発展していくことは間違いありません。東南アジア等の訛りの強い現地の英語を実体験し、それに適応する能力を身に付けることで、これから出会う可能性の高いビジネスチャンスに備える。これがこの講座の狙いです」と荒堀さんは話してくれました。専門以外の勉強を後押し今後もさらに発展する講座群 これからのエクステンション・リード関西大学が、学生の資格取得支援を主な目的として1997年に立ち上げた組織が関西大学エクステンション・リードセンターです。このセンターの大きな特長は、既存の講座を提供するだけでなく、センター自体が時代の流れを読み取り、独自に考案した講座を開講していることにありました。関西大学 エクステンション・リードセンター時流に合わせ、学生に必要な講座を革新する※カリフォルニア大学ロサンゼルス校海外プログラムにて、フィリピンの孤児院を訪問。事務グループ長の荒堀善文さん。明日への視点「資格」と正しく向き合う自分を育てる学生生活の過ごし方1817

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