IKUEI NEWS vol.77
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就活に資格は必要ない寄稿●4太田 芳徳株式会社ハンゾー 代表取締役就職活動は、自分の「経験」を武器に挑もう頑張って必要のない資格を取っても、就職活動で有利になることはない。ならば、学生のうちに普通でない、「突き抜ける経験」を。資格は就職活動で有利にならない 「就職活動時に資格は必要か?」その答えはNOです。また「就職活動時に資格をもっていると有利か?」その答えもNOです。資格がないと就業できない仕事でない限り全く資格は必要ありませんし、就職活動も有利にはなりません。 資格は大きく2つに分けられると思います。1つは仕事に必須の資格。すなわち、その資格がないとできない仕事に就くときに取るもの。例えば、弁護士や会計士、司法書士、一級建築士といったいわゆる「士(さむらい)仕事」に必要な資格がこれにあたります。 もう1つは、資格がなくても就業でき、その資格があれば、一定以上のスキルがあると私設の協会などが認めている認定資格です。パソコンスキル、インテリアコーディネーターなどがそれに当たります。 皆さんが、どういう仕事や業界を志望されるかにもよりますが、一般的な企業の総合職を目指すなら、資格は必要ではありません。もちろん就職後の業務によっては必要な資格もあります。貿易関連なら通関士、旅行業であれば旅行業務取扱管理者などがそれに当たります。しかしこれらの資格は企業に入社後に、会社で取得を支援してくれます。もちろん、どうしてもその仕事につきたいので資格を取っておきたいということであれば、取得は問題ありません。弱みを隠すためにすがるだけの「資格」では意味がない 覚えておいていただきたいのは、その資格を持っていることが内定を保証するものでもないし、有利に働くものでもありません。また逆に、その資格とは関係ない他業界の企業を志望したときは、面接時などに「その資格を取る勉強したのに、なぜ当社を志望しているのか」と問いただされることになります。加えて、その資格取得勉強を「学生時代に頑張った経験」などと話してしまえば、「就く仕事に全く関係ない資格の勉強をむやみに頑張り、それを声高に自慢しているズレた学生」という評価になってしまいます。これでは資格を一生懸命取った時間やその費用は無駄なものになってしまいます。 一度インターネットにある求人情報を見てみるといいでしょう。募集要項の中に「〇〇資格取得者優遇」「△△資格必須」という表記があるか見てください。どこにもそのような表現はないはずです。 また、面接などで聞かれる項目も記載してある企業もあるので、それも見てみてください。そこには「学生時代に成果を出した経験」「志望動機」などと書いてあるはずです。このようにどの企業も資格を重視していないのです。 「就職には資格が有利」とうたっているのは、資格発行団体やそれを教えるスクール、また民間企業への就職活動をしたことがない大学関係者だけです。自分に弱みがあると、それを克服したくなり、そういう権威的なものにすがりたくなるものです。明日への視点「資格」と正しく向き合う自分を育てる学生生活の過ごし方1813

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