ikueinews vol76
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 出身は岡山県です。京都大学は高校入学直後からの目標で、高校1年の夏休みにオープンキャンパスに参加して決めました。京都大学を選んだのは、国文学を志望していたため、多くの作品の舞台であるというのが一番の理由でした。実際に入学して、やはり選んでよかったと実感しています。文学部には、「京都という土地でこんな勉強がしたい」と具体的な目標を持って集まった学生がたくさんいて、刺激を受けることが多かったですね。 学生生活で楽しかったことは、民族舞踊研究会での活動です。東欧やスコットランドの民族舞踊が中心ですが、日本の盆踊りも習いました。勉強では、第2外国語の中国語を1年生から、韓国語を2年生から始めたことが印象に残っています。大学を通して続けてこられたので、自分の力になっていると思います。 今は、就職活動が一段落し、志望の公務員になれることが決まりました。これからは、公務員として良いスタートが切れるように頑張っていこうと思います。 志望大学は、正直、東京大学と京都大学で迷っていました。高校3年生の夏休みに電通育英会の面接で大阪に行ったときに、「ついでに」と思い、初めて京都大学を訪れました。そのとき、古都・京都の雰囲気が自分の中の憧れとフィットして、京大に行くことを決意しました。 京大生となって4ヵ月になりますが、今のところ住み心地はとても良いですね。でも、憧れていた遺跡や神社などが身近にあると、意外と興味が湧かないものだなとも思いました(笑)。キャンパスライフも、友だちもできて楽しんでいます。軽音サークルに入ったことは、これまでやったことのなかった初めての体験で、今一番楽しいことです。 まだ1年生なので実感はありませんが、将来はコンサルタントとして世界で活躍したい、と今は考えています。 大学では、英語や第2外国語の勉強をまずしっかり勉強していきます。そして、お金を貯めて、アジアやアメリカなどに留学に行き、力をつけたいと思っています。キャンパスで聞きました 私が法学部を目指すきっかけとなった、弁護士という職業に出会ったのは、小学4年生の時の「将来の夢」を考える宿題。たまたま父の知り合いに京大出身の弁護士さんがおり、調べていくうちに弁護士に興味を持ちました。その人の影響もあり、そこから目標は京都大学と決めていました。中学入試でも、将来の行きたい大学として京都大学と書いていましたね。高校3年生のときに、京大に合格したことを中学校のときの担任に報告しにいったのですが、「お前やるやん」と言われ、すごく嬉しかったです(笑)。 大学生になってから色々な人と知り合って、弁護士以外の道も考え始めて迷っています。国家公務員にも魅力を感じるし、先輩などの話を聞いて、市役所勤めの公務員や民間企業にも興味が湧いてきています。 今は、2本の縄跳びを使うスポーツ「ダブルダッチ」のサークルに入り、忙しい日々を過ごしています。これが落ち着いたら、しっかり自分の将来と向き合いたいと思っています。文学部 4年三井 真由さんみついまゆ法学部 3年狩俣 有志さんかりまたゆうし経済学部 1年森 優祈さんもりきゆうした。今の若者が野心を持っていることに驚きと喜びを感じました。-----日本に大学が数ある中で、京都大学の役割とは何だとお考えですか。 一言で言えば「良いエリート」を育てたい。広い視野を持って、日本という国を考える、これが良いエリートですよ。岩崎弥太郎や渋沢栄一のように、日本の産業界には良いエリートたちがたくさんいました。だから、学問を発展させ、人を育てることができたと思います。今の日本は個人の利権ばかりに固まってしまっていますから、そういうことができる能力と人を育てなければなりません。 例えばスポーツ選手、芸術家は、小さい時から個人で技術を磨いていき、その道でエリートになる。その道を極めた人というのは、社会的に広い心を持っています。学問の世界には年齢制限がありません。大学を卒業するまでが学びではなく、一生かかっても良いのです。自分の知識をため、そのことにもっと誇りを持つべきです。言うべきことは責任をもって言う。それがエリートたる所以です。だからこそ異なる分野と渡り合って、自分の知識を世に送り出さなければなりません。これが良いエリート意識を持つことだと思います。自分の知識に誇りを持ち、役割をしっかりと意識できる人材を育てたいと思います。26

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