IKUEI NEWS vol72
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どん底の敗退から敗者復活を経て準決勝へ 2014年の夏、私は高校生クイズの全国大会に出場しました。東京での一回戦を終えて、二回戦のハワイへの渡航の手続き等をしている間の期間に電通育英会の面接があり、その際少しクイズのことについてお話しさせていただいたというご縁で、今回寄稿させていただくことになりました。 私は小さい頃からTVで高校生クイズを見ており、漠然とした憧れを抱いていました。高校ではテニス部とクイズ研究会を兼部していましたが、両方で一緒に活動していた友達に誘われ、高校生クイズに出場することになりました。 全国大会の結果は、東京、ハワイで勝ち上がり、準々決勝のハリウッドで一度敗退しました。本当に悔しく、クイズの形式上なかなか解答権が回ってこないまま敗退したのも残念でした。しかし、桝アナウンサーから敗者復活戦の発表があり、その時は本当に驚き、喜びました。ここで私たちは敗者復活し、準決勝のテキサスへ向かうことになりました。準決勝では敗れましたが、相手の方が上手であり、悔いもなく、全国ベスト6という結果には納得でした。辛い時にも前を向き、一歩ずつ歩を進める 高校生クイズを通しての一番の経験は意外にもクイズではなく、人との出会いであったように思います。同大会に出場していた他校の生徒たちと、ハリウッドのユニバーサルスタジオで遊んだり、真剣にクイズをしたり、ホテルで将来について話したり、そのような密な時間を共に過ごすなかで、本心から話すことができる仲間が全国にできました。今でも彼らとは連絡を取り合う仲です。 もう一つ大きく学んだことが、敗者復活の精神です。私は、前述の通り、準々決勝で一度敗退し、敗者復活戦で復活しました。この精神は大学受験にも生かされることとなり、結局現役・浪人ともに東大に落ちましたが、後期試験で京都大学に入りました。なかなか簡単に結果はついてこないけれど、負けから学び、負けても諦めない。この姿勢が大切なのではないかと考えています。今となっては東日本大震災もそうだったのではないでしょうか。辛いことがあっても前を向いて、一歩ずつ歩を進めていこうという姿勢が大切なのではないかと思います。 これからの人生でも、高校生クイズでそうであったように、様々な人と出会い、様々な困難にぶつかると思いますが、その一つ一つの出会いや経験を大切にし、困難を前に諦めず、前を向いていきたいと思います。京都大学 法学部 渡邉 朋晃高校生クイズの全国大会で準決勝に進出クイズを通じて得た、大切な仲間たちと敗者復活の精神東京での一回戦でクイズに臨む渡邉さん(右)。テキサスにて、他校の生徒たちと(中列左から3人目が渡邉さん)。42

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