IKUEI NEWS vol72
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日本女子大学 桜楓会意外にも若い利用者が増す同窓会主催の結婚相談 桜楓会が行う結婚相談活動は、個別お見合いと、年3回のお見合いパーティーの2つが柱です。結婚相談の登録者は日本女子大学の卒業生はもちろん、卒業生や教職員が紹介する方なら、男女どちらでも登録することが可能なシステムを取っています。 「大学同窓会で結婚支援を行う意義で最も大きいのは、その安心感。必ず卒業生、または大学関係者から紹介された男女だけが集まっているということは、リスクを排除できる大きなメリットです。だから本学のような女子大学に限らず、他大学でも同窓会が主催する婚活サービスが増えてきているのではないでしょうか」と桜楓会常任理事の福田芳野さんは話してくれました。 前・日本女子大学学長であり、桜楓会理事長の蟻川芳子さんは、結婚相談サービスが増加している理由について、「お見合いの減少と女性の社会進出が大きな要因では」と語ります。 「結婚しても仕事を続ける女性が多くなりました。職場での恋愛はうまくいかなかった時に会社に居づらくなるというリスクがあります。職場以外でパートナーを見つけようと考える人が増え、婚活サービスが大きな役割を果たしているようです」。 登録には、30代を中心に毎年200人以上の男女が集まります。ところが、「最近は20代の方を多く見るようになった」と言うのは、桜楓会会員サービス部結婚相談担当の福田章子さん。に日本女子大学は、家政学系授業科目の履修を望む早稲田大学の要望を受け、同大学と単位互換制度を結びました(現在は近隣5大学に拡充)。しかし、同制度を利用して受講する男子学生はあまり多くはありません。蟻川理事長は、「働く男女が良い家庭を築くには、互いの協力が必須です。しかし、男性にも必要な知識がないと女性に任せきりになってしまい、それでは昔と変わりません。学生、特に男子学生の皆さんは、家庭での生活に必要な教養を身につけることを心がけてください。男性にも女性にも、家庭に関する十分な知識があれば、お互いに協力しようという気持ちが生まれ、将来円満な家庭を築けるのだと思います」と語ります。 「25歳から29歳までの20代の男女が増えています。晩婚化と言われていますが、実際には若い世代も結婚したいと思っている人が多くいることを感じます」。 家庭に関わる知識をつけて来たるべき結婚に備えよう 男女共に一生働くことが当たり前になりつつある現代、大学では「キャリア支援」として就職への指導が盛んに行われています。しかし、就職だけを考えたキャリア支援だけではなく、「特に女性には、就職後の人生を見据えた支援をすべき」と、福田常任理事は言います。 「女性には結婚・出産の適齢期があります。行きあたりばったりで人生を考えていると、仕事に熱中してしまったときに、タイミングを逃してしまいます。大学生のうちに、そのことを自覚して、結婚・出産を組み込んだ人生設計と行動する準備をしてほしいと思います」。 女性だけではなく、結婚は男性にとっても一大事。出会いも重要ですが、結婚してその先、続かなければ意味がありません。いまでは 〝イクメン〞(積極的に子育てに参加する男性)という言葉が生まれるほどに、男性が家事や育児に協力的な時代になりました。 「とはいえ、多くの男性には、家庭に関わる〝衣食住〞や〝家族関係〞の知識が足りていない」と蟻川理事長。2000年日本女子大学の同窓会である「桜楓会」(一般社団法人日本女子大学教育文化振興桜楓会)の活動の一つに結婚相談があります。これは1955年からスタートし、以来 61年間、卒業生を中心に多くの男女を結婚に導いてきました。桜楓会を訪問し、現代の若者の結婚についてお話を伺いました。「安心」が最大のメリット大学同窓会が主導する「出会い」の提供事例取材結婚支援の現場からおうふう左から福田章子さん、蟻川芳子理事長、福田芳野常任理事。桜楓会が開くお見合いパーティーの様子。26

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