IKUEI NEWS vol72
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ひょうご出会いサポートセンター明日への視点現代若者の恋愛・結婚事情自分を育てる学生生活の過ごし方17ライフプランの入り口にある〝恋愛〞を意識するところからすべては始まる ひょうご出会いサポートセンターは、現在43道府県(※)で行われている公的な婚活支援の先駆けとして、1999年から兵庫県内男女への出会い支援を行っています。一昨年からは、出会いの支援だけではなく、次の世代である若者への結婚の意識啓発も重要だとして、大学生向けの活動に乗り出しました。 その活動とは、大学生協阪神事業連合と協力して、大学生の結婚観を育むために、兵庫県内の各大学でさまざまな企画を行うというもの。企画の内容について、ひょうご出会いサポートセンターの稲垣郁子センター長に伺いました。 「最近は異性と付き合うことを〝面倒くさい〞と考える若い人が増えています。そのため、結婚の入口として、まずは恋愛観をしっかりと意識してもらう企画を多く行っています。例えば、男女学生が一組になってデートプランを考える講座。参加者は実際に異性と交流ができ、恋愛を意識する良い機会になったと思います」。 昨年度は計 13回のセミナーを実施し、223人の学生が参加しました。「中でも印象的だったのは、大学のOGを呼んで行ったライフプランセミナーです」と同センターの奥見知子課長は語ります。 「そのセミナーではOGの方が、就職から結婚、出産、子育てまで、実際に経験した話を聞かせてくれました。結婚をしても仕事を続けるのか、専業主婦になるのか、それによって就職先も考えなければならない。他人事ではないリアルな人生の話に、学生たちは熱心に耳を傾けていました」。とした「婚活力アップ講座」や、異性に好まれる能力〝男子力〞をつけるため、先輩女子学生と討論する大学生向けセミナーなど、男性にフォーカスを当てた支援も行ってきました。 今後も、ひょうご出会いサポートセンターでは、会員の成婚率向上はもちろん、大学生に向けたセミナーの拡充にも積極的に取り組んでいくといいます。 稲垣センター長は、出会い事業の将来について、「もちろん、これからもできるだけのお手伝いはさせていただきます。でも、本当は、誰もが自分で考えて、自ら行動して結婚までたどり着ける社会、行政の出会い支援などを必要としない社会になって欲しいと願っています」と話してくれました。 さらに、出会い支援に頼らないために何が必要か。これからを担う大学生に向けて、稲垣センター長からのアドバイスです。 「大学生は目の前の就職のことで手一杯。その次に来る、結婚という人生の大きな分岐点までは見えていません。だから、自分が若いうちに、結婚して子育てをすることを前提に、これからのライフプランを考えてみて欲しい。仕事面での成長と、家庭人として社会に関わりながらの成長という、人生の両面を考え、自ら結婚に正面から向き合って欲しいですね」。結婚を組み込んだ人生設計を若いうちから考えて欲しい お見合い事業でも、「積極的な意欲を感じるのは女性の方が圧倒的に多い」と奥見課長。 「最近センターに来る人でも、女性は登録する写真から見た目に気を配るなど、真剣に行動していると感じることができます。逆に男性は、話下手だったり、服装に気を使わなかったり、自分を表現することも含めたコミュニケーションが苦手な人が目立ちます」。 こうしたことから、近年では、男性の交際マナーや対話能力の向上を目的ひょうご出会いサポートセンターは、2011年に会員制の個別お見合い事業「ひょうご縁結びプロジェクト」を開始、前身の事業も含め累計1000組以上を成婚に導いています。同センターでは最近、次世代を担う大学生に照準を定め、恋愛・結婚意識を高める活動に積極的な取り組みを始めています。若者の結婚意識の啓発に取り組む県の出会い支援事業関西の大学で行われた、男女ペアでデートプランを考える講座の様子。※東京、大阪、奈良、熊本を除く。左からひょうご出会いサポートセンターの稲垣郁子センター長と奥見知子課長。25

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