IKUEI NEWS vol72
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1955年、群馬県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒、ボストン大学政治学修士号、オレゴン大学政治学博士号取得。国連開発計画、国際農業開発基金等の国連専門機関に勤務した後、アイダホ州立ルイス・クラーク大学助教、オレゴン大学客員准教授を経て現職。専門分野は日本政治、恋愛学、進化政治学。著書に『大学4年間で絶対やっておくべきこと』(中経の文庫)、『結婚は4人目以降で決めよ』(新潮文庫)、『一目惚れの科学』、『20代で10倍差をつけるエリート養成講座』(以上ディスカヴァー・トゥエンティワン)他多数。森川 友義(もりかわ とものり)ないことはもちろん、安定的な経済力を男性に求めます。これは、自分が妊娠し、出産して赤ちゃんを育てる数年間、夫の経済的資源で生きなければならないためです。 この経済力に関して、ほとんどの女性は、自分と同じかそれ以上の収入であることを結婚相手に求めます。この現象を私は、自分を基準にして考えるという意味で「ベースライン思考」と名づけました。女性のベースライン思考は収入だけでなく、学歴や身長についても同様で、自分が大卒ならば大卒を、自分よりもなるべく高身長の男性を求めます。 ただ、特に世の優秀な女性にお伝えしたいのは、そうやってハードルを上げていくと、いわゆる「超優良物件」な男性しか結婚相手の候補にならないということ。そのような相手は少数であり、しかも男性はベースライン思考を持たないため、相手の結婚相手候補に必ずしもなるとは限りません。この齟齬については、注意して考えておく必要があります。大学生のうちに恋愛経験を積み、素敵なパートナーを獲得しよう このごろ、恋愛を「面倒くさい」「興味がない」と言う若者が増えてきました。しかし、人間であれば、恋愛して子どもを作りたいという気持ちを根本的な欲求として持っており、恋愛したくない人間というのは存在しません。何かしらの理由をつけて恋愛から遠ざかっていますが、本当に恋愛に興味がない、面倒だと感じているわけではないのです。これは、「恋人がほしい」という感情と、「恋人ができない」という矛盾する現実を抱えた、心理学の言葉でいう「認知不協和」のストレスフルな状態を避けるべく、自己正当化をしているだけだということを知っておいてください。 また結婚は、人生を賭けた一発勝負と言っても過言ではありません。将来最高のパートナーを獲得したいと思っている皆さんは、大学時代に恋愛の経験を積むことが大切です。大学時代というのは、人生で一番痛みが少なく恋愛ができる時期です。中学・高校時代では受験の妨げになる可能性があり、社会人になってからはゴールである結婚を強く意識しなければなりません。しがらみがなく自由に恋愛できるこの時期はとても貴重です。 そして、同世代の異性との出会いが多い環境でもあります。日本の人口から考えると、大学生にとっての同世代は全体のおよそ1%で、異性に関してはその半分。確率で考えれば、普段の生活では200人のうち1人しかパートナー候補に出会えないという計算になります。大学時代ほど、周囲に同世代の異性がたくさんいるという状況はそうあるものではありません。 異性が何を求めるのか、異性に気に入られるスキルや距離を縮めるために踏むべき手順など、恋愛に必要な技術は誰も教えてくれません。自分の経験から学び、身につけていくのです。リスクも少なく、多くの異性と出会える大学という場所は、異性と会話し、さらに恋愛経験を積むには絶好の場所。素敵な将来のために、失恋も含め色々な経験をすることは、必ずや皆さんの糧になります。9

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