IKUEI NEWS vol72
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せん。経済学的な見方をすれば、恋愛はお互いが自分たちを商品とした物々交換だと言えます。相手にどれだけインセンティブを与えられるかで、その人の「商品価値」が決まります。そして、似たような商品価値の人同士が付き合うことになるのです。これは「恋愛均衡説」と呼ばれています。したがって、自己投資をして自分の商品価値を高めることで、より良い相手とお付き合いすることができるのです。 自分を一つの商品と見た時、自分の商品価値とは、異性が魅力に感じる部分です。例えば男性なら収入や社会的地位、女性なら見た目や健康。その魅力自体を引き上げる努力をすることが、自分の価値を上げる手段の一つです。 また、自分の能力を理解して、自分の商品価値を「演出」することも恋愛においては効果的です。そのためには、恋愛経験を積んで、自分を演出するスキルを磨いていく必要があります。結婚相手に求める男女の違い女性は「ベースライン思考」に要注意 恋愛学では、男女のパートナー探しを市場経済に見立て、恋人を探す「恋しまったと言えるでしょう。誘う男性、誘われる女性鍵は自分の価値を高め、「演出」すること 恋愛の過程において、誘う時点では男性が熱心になりますが、付き合ってから結婚までは女性が努力していく番です。努力といっても、男性に尽くすことではありません。本来ならば結婚してから与えられることを事前に提供されすぎると、男性は「結婚しなくてもよい」という考えになってしまいます。女性がすべき努力は、結婚してから与えるものは小出しにして、自分をどう「売って」いくかということです。 ここで女性が勘違いしてしまいがちなのが、学歴や収入などの社会的能力が自分の「売り」だと思ってしまうことです。ビジネスにおいての優秀さと、主婦や恋人としての優秀さは別物です。自分が誇っている能力と異性が求めている能力は必ずしも同じではないのです。 これを授業で言うと、女子学生を中心に「愕然とした」という声が上がりますが、恋愛とは非常に利己的な取引であることを忘れてはいけま愛市場」と、子どもを産み育てる結婚相手を探す「結婚市場」を分けて考えます。いくら恋人として魅力的でも、結婚相手にふさわしいとは限らないからです。 結婚相手に求める能力は、男女で微妙に異なります。男性は、性格的な相性、浮気症でないこと、料理上手などに加え、子育てや家事の能力を女性に求めます。他方、女性は、性格や浮気症で8

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