ikuei news_vol74
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心身の健康に繋がる運動習慣を身につけよう 学生生活のさまざまな場面に焦点を当てて特集してきた「自分を育てる学生生活の過ごし方」シリーズ。第16回は「運動」をテーマとして取り上げます。「運動」とは言っても、運動部の学生が取り組むような激しいスポーツではなく、今回は、全ての人間に必要な「健康を維持するための運動習慣」について考えていきます。 運動は、「栄養」、「休養」とともに健康の三要素に挙げられる、健康維持・促進には欠かせないものです。しかし、WHO(世界保健機関)の調査では、「15歳以上の日本人の65・3%が習慣的には運動をしていない」と報告されています(図1)。この割合は、調査対象である29のOECD加盟国の中でワースト2位。アメリカやヨーロッパなど先進各国の中で、イギリスと並んで最悪の結果となりました。 そんな日本人の中でも、特に運動不足が深刻なのは、どうやら若い世代のようです。厚生労働省が集計している「国民健康・栄養調査」によると、1999年から2013年にかけての過去15年間、運動習慣のある者は、60代・70代以上が多く、20代・30代が特に少なくなっています(図2)。思う通りに動けなくなってくるシニア世代よりも、元気が有り余っているはずの若い世代の方が、特に運動をしていないことが見て取れます。 その若い世代について詳しく見ていくと、中学・高校・大学と年齢が上がるにつれて、その運動習慣が減っていくということが明らかになってい「運動不足大国ニッポン」の若者たちWHO「Noncommunicable Diseases Country Proles 2011」より(%)01020304050607066.5%イギリス65.3%日本56.6%イタリア52.1%スペイン43.2%アメリカ40.3%オーストラリア35.7%カナダ33.0%フランス30.4%ドイツ20.0%オランダ17.8%ギリシャ〈図1〉 世界各国の非運動習慣者の割合下記①②の両方を実施していない、もしくは同等の運動を実施していない15歳以上の比率①中程度の運動(早歩き程度)を週に30分以上。②20分以上の強程度の運動(ランニング程度)を週に3回ほど。〈図2〉 運動習慣者の年次推移運動習慣の定義:1年以上継続して、週2回・1回30分以上の運動を続けていること1015202530354045(%)1999年2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年20~29歳30~39歳40~49歳50~59歳60~69歳70歳以上厚生労働省「平成25年度国民健康・栄養調査」より60~69歳35.9%50~59歳21.3%40~49歳19.4%20~29歳16.5%30~39歳13.0%70歳以上42.8%2

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