ikuei news_vol74
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エクササイズの効果 レック・センターを利用する学生の成績が良いかどうかは別だが、NIRSAの調査によると、大学のレック・センターのプログラムに頻繁に参加する学生の64%が、大学卒業後に必要な、以下のようなさまざまなスキルを取得し大学、サウス・カロライナ大学、テキサス大学、ミシガン州立大学、ドレクセル大学などが、数万人の大学生がエンジョイできるレック・センターを持っている。こういった魅力的なレック・センターをまだ持っていない大学も、その建設を急いでいるところが多い。モダンで豪華なレック・センターを持つことが、今、米国大学のトレンドになっているのだ。 このトレンドの背景には、色々な大学、高等教育関係の施設がここ数年の間に行った、大学のレクリエーション施設とそれを利用する大学生の相関関係を調べた調査がある。パデュー大学、ミシガン州立大学、ミネソタ大学などの調査に加え、大学のスポーツ活動の管理組織NIRSA(National Intramural and Recreational Sports)が2012年に行った調査結果は、大学関係者に大きなインパクトを与えた。 NIRSAの「大学レクリエーションの効果」というタイトルの調査は、全米の大学生3万3500人を対象に行われたもので、レック・センターの利用と学業に関するかなり広範囲な質問を行っている。結論から言うと、大学のエクササイズ、ウェルネス、スポーツのために作られた施設を頻繁に使っている学生は、学業の面で、そうでない学生より良い成績をあげているという。ミシガン州立大学が行った同じような内容の調査では、レック・センターを利用する学生は、そうでない学生より、0・13高いGPA(Grade Point Average)をとっていると、具体的な数字をあげてレック・センターの効果を説明している。1万1千人の在校生を持つコロラド大学の、リード金賞を受賞したレクリエーション&ウェルネス・センターのディレクター、スカイラー・ロラボーフは、「健康管理をする学生は、大学にとってもあらゆる意味でメリットになるだけでなく、学業の成績も良いという二重、三重のメリットがある」と言う。同レック・センターのディレクター補アネット・ビッグスは、毎日、学生たちと接しているコーチだが、「週に平均3〜4回センターにやって来る学生は、センターを利用しない生徒よりGPAが高いのは確かなようです。具体的な数字は、いま集計中ですが、ミネソタ大学、パデュー大学の調査にも同じ結果が報告されています」と自信を持って言う。「レック・センターの頻繁な利用者が、そうでない学生より良い成績をとるという考えは、最近では一種のクリシェ(常套語)になっています。そうあって欲しいとは思いますが、いまだ科学的な実証はありません。学生の成績には、もろもろの複雑な要素が関係していると思いますから、単純にフィットネスがGPAをあげると言い切ることには躊躇します」と言うのは、5万人の在学生を持つオハイオ州立大学のレック・センターのディレクター補マーシー・シューメーカー。コロラド大学のレック・センター・ディレクター補アネット・ビッグス。毎日、レック・センターにやってくる学生たちと接しているが、「レック・センターに頻繁にやってくる学生は、GPAも高い」と自信を持って言う。コロラド大学のレック・センターのディレクター、スカイラー・ロラボーフ。いかにもスポーツマンらしいディレクターとして、学生たちから親しまれている。オハイオ州立大学のレック・センター、ディレクター補のマーシー・シューメーカー。「若いうちについた健康で強健な体を作る習慣は、一生続く」と言う。コロラド大学のレック・センター。ガラス張りの、ソーラー・エネルギーを使ったエコフレンドリーな施設。室内には、バレーボールコート、テニスコート、ボルダリング・ウォールなど、種々さまざまなエクササイズ施設が揃っている。オハイオ州立大学の〝ステート・オブ・アート〟(完璧)なレック・センター。数十台のトレッドミルがある他、ラケットボール、バスケットボールのコートも多数。健康食を提供するカフェテリアもある。26

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