ikuei news_vol74
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ここに役立つ! 筋力トレーニング 大学生の皆さん、社会人になると、からだを動かしたくても時間がとれないことが多くなるかもしれません。時間に余裕がある学生時代には、少しでもカラダを動かして、体力を高めておきたいものです。そこでおすすめしたいのが筋力トレーニング(筋トレ)です。時間や天候に左右されることなく、自宅でも気軽に実施できます。 さて、筋トレで筋肉を鍛えると、どんないいことがあるのでしょうか? 皆さんもご承知の通り、筋肉を適度につけると体型がよくなります。筋肉をつけると男性はたくましくなりますが、女性の場合はカラダのライン(シルエット)の見映えが良くなってきます。また、筋肉がつくと、エネルギーの消費量が増え、太りにくくなっていきます。最近では、「やせるために筋肉をつける」といった考え方も定着しつつあります。 食事を減らすだけの減量は、筋肉を減らしてしまうことが多いので気をつけましょう。外見は細く見えても、筋肉が少なく脂肪が多い「隠れ肥満」と呼ばれる状態になりやすいのです。体型改善のためには、食事を減らすだけでなく、運動も行うこと、そして運動では、ウォーキングやランニングなどの有酸素運動だけでなく、筋トレも併用することが理想なのです。 正しい方法で筋トレを行うと、姿勢の改善にも役立ちます。長時間のスマホ使用は、首や背中に負担がかかるとともに、猫背のような姿勢悪化の原因にもなりやすいのです。いったん身についた悪い姿勢を修正するのは難しく、就職試験の面接でも、無意識のうちにそのクセが出てしまうかもしれません。胸を張り、背すじがしっかり伸びていて、前を向いている人には、積極性や自信が感じられます。周囲の人に「この人は信頼できそう」、「この人に仕事を任せたい」と思ってもらえることは、皆さんにとって大きなアドバンテージになるはずです。どうやって筋肉を鍛えるか? 大学生に「体づくりを目指す場合、腕立て伏せは何回行うのがよいでしょうか?」と質問すると、「30回以上」と答える人が大多数です。筋肉をつけて体づくりを目指すなら「10回前後」が正解となります。正しいフォームでゆっくりと10回程度繰り返しができる条件で行ってください。30回以上行う方法では、粘り強く反復し続ける「筋持久力」を高める効果は期待できますが、筋肉をつけたり、筋力をアップさせたりする効果は低いのです。 腕立て伏せの場合、手幅は肩幅よりやや広めに開き、最初は膝を床につけて行う方法がおすすめです。開始姿勢をとったら、ひじを曲げて息を吸いながら2秒かけてゆっくりとからだを下ろしていきます。十分に下ろしきったら、肘を伸ばして息を吐きながら2秒かけて上げていきます。一定のスピードをキープすることで、筋肉にしっかりと負荷をか大学生よ!体を鍛えよう寄稿●2有賀 誠司東海大学 スポーツ医科学研究所 教授鍛えた体はかけがえのない「一生の財産」正しく鍛え、活動的で幸せな人生を歩もう気軽にできる筋力トレーニングは身体上のメリットのみならず、積極性・自信までも感じられるようになり、大きなアドバンテージとなる。明日への視点大学時代から運動を習慣づける自分を育てる学生生活の過ごし方1611

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