ikuei news_vol74
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超高齢社会を迎えた日本 日本は少子高齢化に伴い、2014年に世界で初めて65歳以上の高齢者が全人口の25%を超え、未曾有の超高齢社会時代を迎えました。2024年にはおそらく30%を超えると予測されています。今大学生の皆さんから考えれば少々厄介で気の重い話かもしれません。私も、大学時代は40歳、50歳になることも想像できず、ましてや高齢者などというものは自分とは無関係の世界のように思っていました。大学院時代は奨学金をもらっていましたので、当初25年間で償還するということが、気の遠くなるような話のように思えました。しかし、必死に勉強し、仕事をして、人生を過ごしているうちに、あっという間に大学を卒業してから25年以上が経ちました。そして、おそらくもうすぐ私も高齢者になるでしょう。みなさんもまた同じように、必ずいつか高齢者になります。 「いつか来た道、いつか行く道」という言葉のとおり、世代間で相互理解を深め、助け合っていくことがこれからの日本人全体に求められていくことと感じています。そして、この超高齢社会を乗り越えていくために、なによりも大切なことが、国民一人一人の健康であると感じています。健康と美しさの関係 「美しい」といわれて嫌な気持ちになる人はいないでしょう。さて、「美しさ」とは何でしょうか? 私は「美しさ」の本質とは周囲にポジティブで明るい輝きを与えることだと思います。心、体の形、表情、髪や肌のつや、歯、その全てが健康であれば美しく整い、自然と輝きを放ちます。外見だけではありません。健康であれば、周囲を気遣う余裕もできます。若いうちはただ痩せていることが美しいのだと勘違いをして無理なダイエットをしたり、偏った食事をしたりしがちですが、不健康から無理やり作り出された美しさは真の美しさではないので長くは続きません。また、栄養不足で疲れ、ギスギスした心の状態で人を優しく気遣うことができるでしょうか?人はみな誰でも平等に一年に一歳年を取ります。しかし、歳を重ねても心身ともに健康であれば、年齢相応の美しさを最大限に引き出すことは可能です。美しさを最大限に引き出してくれるもの、その基本が健康なのです。大学時代に身に付けておきたい健康習慣 高校を卒業し、大学生になるときに親元を離れて自炊を始める方が多いと思います。また親元にいても、高校生の時とは異なり、あまり干渉されず自由に過ごすようになる方が多いのではないでしょうか。かくいう私も、一人暮らしを始めたらそれまでできなかったことを思う存分自由にやりたいと思っていました。部活動をしたり、友達と旅行したり、とやりたいことが山のようにあったのを覚えています。18歳から20代の前半までは、多くの人健康であることは美しい寄稿●1中村 格子Dr.KAKUKOスポーツクリニック 院長/整形外科医・医学博士/横浜市立大学 整形外科 客員教授適切な運動習慣・食習慣で健康を支え真の美しさを育もう20歳前後の過ごし方が、それからの人生の健康や見た目に大きく関わっていく。健康であれば人を気遣う余裕ができ、周囲にポジティブで明るい輝きをもたらす。明日への視点大学時代から運動を習慣づける自分を育てる学生生活の過ごし方169

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