IKUEI NEWS vol.73
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地元福島での原体験 私が国家公務員を志望したきっかけは、大学1年の秋に大学で行われた官庁の業務説明会に参加したことです。高校生の時に地元である福島県で震災に遭った経験から、将来は人々の安心・安全な暮らしを支える仕事に就きたいと考えていましたが、政策立案の最前線で働いている職員の方々の生の声を聴くことで、国家公務員として日本を支えていく仕事に魅力とやりがいを感じました。 本格的に公務員試験の勉強を始めたのは大学3年次ですが、勉強と並行して様々な官庁の説明会に参加し、政策についての理解を深めていました。また、就職活動が本格化してからは、視野を広げるために民間企業の説明会にも参加しました。官民を問わず、仕事に責任と誇りを持って働いている方々のお話を聴くことは非常に刺激的でしたし、様々な立場から日本の将来について考える視点を養うことも出来ました。面接対策については、大学のキャリアサポートセンターや公務員試験対策講座を活用しました。付け焼き刃ではない「軸」を持って選考に臨む 各省庁の仕事はどれも魅力的で、進路を決定する際には非常に悩みましたが、最後に決め手となったのは、国土交通省ならどんな分野の仕事に対しても自分の原体験に基づいた熱意を持って取り組めると感じたことと、職員の方々の温かい人柄に触れて、自分もこの人たちと一緒に働きたいと思ったことです。約1年の勉強期間に加え、5月に行われた一次試験から内々定まで約3カ月と長期にわたる選考の中で、不安を感じることもありましたが、家族に話を聞いてもらったり、友人と気分転換に遊んだりしていたので、辛い時期でも乗り切ることが出来ました。 国家公務員総合職の選考では、官庁訪問中、一日に何度も面接が行われるので、付け焼き刃の知識ではすぐに見抜かれてしまいます。私が就職活動の中で評価して頂けたと思う点は、自分自身の経験に基づく問題意識や軸を持ち、自分の考えを素直に伝えようと心がけていた点だと思います。自分と向き合い、納得の行く就職活動を 私が就職活動を通して強く感じたことは、実績や経歴よりもむしろ、その人がどんな人生を送ってきて、どのような出来事に心を動かされ、何を成し遂げたいと思っているのかといった、人としてより本質的な部分が問われているということです。これから就職活動に取り組む皆さんには、自分と真摯に向き合い、納得のいく就職活動をしてほしいと思います。私自身も、国家公務員を志した初心を忘れず、福島、そして日本社会に貢献できるように、向上心を持って仕事に取り組んでいきたいです。東京大学 教養学部4年 小椋 翔子「人としての本質」が問われる就職活動を乗り越えて国土交通省・総合職事務系に内定国土交通省の同期内定者と、旅行で行った黒部ダムにて。(左から3人目が小椋さん)国土交通省の採用パンフレットと説明会の資料32

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