IKUEI NEWS vol.73
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-----学長が行った教育制度の改革、その内容とはどのようなものでしょうか。 キャンパスが4か所に分かれている本学では、より活発にキャンパス間の交流を促す目的で、学長就任後、学部間の垣根を取り払うべく教員組織の再編を行いました。教員を学部の所属からはずし、教育・法・経済学部等の教員は「人文社会科学系」、医・工・農学部の教員は「自然生命科学系」と、2つの学系にまとめました(図1)。この改革で教員は様々な学部での講義が可能になり、初めの戸惑いから意識も変化し、今では積極的に学部間を動き、教員同士の交流も活発になっています。 学生が学ぶ動機付けのために、授業後に行う「アドバンスト・セミナー」と「ネクストプログラム」の2つの副専攻プログラムを立ち上げました。これは学生との会話から、もう一歩先へ進みたいという学生の学修意欲に応えたものです。 「アドバンスト・セミナー」は、学生が最先端の研究の現場やリアルタイムな社会問題に触れることで、大学で学ぶ面白さを実感できる正課外の講座です。他大学や政府機関の専門家の方々から、先端の情報をご提供いただいています。 「ネクストプログラム」には、語学中心の「グローバル人材育成プログラム」、南海トラフ巨大地震を視野に入れた「防災士養成プログラム」、書物に親しむ「人間探究(文学作品熟読)プログラム」があります。 「グローバル人材育成プログラム」は、英語と中国語のコースがあり、1年間の留学を目指します。2014年度は両コースで5名が留学しました。帰国後、留学経験を後輩に伝えることで動機付けを受け継いでいきます。香川大学では、 10年以内に受け入れ留学生400名、3ヶ月間以上の長期海外派遣学生100名を目指す「4&1プラン」を掲げ、グローバル化に向けて奮闘中です。 「防災士養成プログラム」は、防災意識を身に付けた、巨大地震等の発生時に地域や職場で率先して防災活動を行うことができる人材育成を目指しています。NPO法人日本防災士機構の防災士資格を取得し、地域の防災リーダーとなることを目標に、香川大学危機管理研究センターを中心に全学をあげて取り組んでいます。 「人間探究(文学作品熟読)プログラム」は、IT機器の普及などで読書離れが進む学生を、書物に回帰させることを狙ったものです。教員が推薦した本を学生が読み、推薦教員にレポートを提出することで教員との人間関係構築のきっかけともなっています。教育制度の改革で学生にさらなる学習の機会を楽しく英語を学び、慣れ親しむためのスペース、「イングリッシュ・カフェ」。地域マネジメント研究科教育学部法学部連合法務研究科経済学部各センター等医学部● プログラム関連授業科目(英語・中国語)の受講● インターネットシステムを利用した自主学習● ネイティブスピーカーとの対話レッスン● 英語コース :TOEFL受験中国語コース:HSK(中国語検定試験)受験● 英語コース(2年次)留学先:カリフォルニア州立大学フラトン校 他● 中国語コース(3年次)留学先:上海大学・真理大学(台湾)他● 国際的に通用する語学力、専門知識のさらなる向上● 留学経験を生かした就職活動▲2つの学系にまとめることで、様々な学部等での講義が可能に。▲それぞれの学部等に教員が所属。工学部農学部地域マネジメント研究科教育学部法学部連合法務研究科経済学部医学部工学部農学部(図1) 学部間の垣根を取り払う教員組織の再編 「グローバル人材育成プログラム」の流れ自然生命科学系語学力の向上帰国後1年間の留学人文社会科学系旧新26

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