IKUEI NEWS vol72
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 山辺恵理子先生、町支大祐先生による「リフレクション学」のワークショップは、経験から学ぶプロセスにおいてリフレクションが必要であることを簡潔に講義した後、配布された数ページの文章中にある、ひらがなの「の」の字を3分間で数える課題を実施することから始まりました。突然の課題に、参加者の答えは正解とは離れたものに。その経験を踏まえて臨んだ「ん」の字を数える課題では、参加者が自ら「参加者全員で分担し、合算する」という計画を立てた甲斐あって、前回より正解に近づきました。町支先生は、「皆さんがいま行った、経験を振り返って学びを得ることこそが、リフレクション」であると述べました。そして、「社会人が自らのスキルを継続的に向上するには、リフレクションが効果的である」という研究をもとに、山辺先生は、学生がリフレクションの方法を学ぶことの重要性を説きました。 次に、非言語的な表現を通してリフレクションを促進する方法を体験するため、レゴブロックを使ったグループワークが行われました。このワークを通して、「考えていたこと」、「感じていたこと」、「望んでいたこと」、「実際にしたこと」の4つを自分と相手の2つの視点に立って問いかける「8つの問い」、自分のコア・クオリティ(核となる強み)を明らかにする「コア・リフレクション」などのリフレクション方法が紹介されました。 グループワークを踏まえ、山辺先生は、「人は他者から強みを指摘されると、自分に自信が持てるようになる」と語り、教育現場でのコア・リフレクションの活用を促しました。リフレクションの理論を実践の中で学べるワークショップでした。チュートリアル1「リフレクション学」ワークショップ東京大学大学総合教育研究センター特任研究員山辺 恵理子青山学院大学情報メディアセンター助手町支 大祐21

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