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秋田発、世界水準のリベラルアーツ教育-----国際教養大学のこれからの取り組みについてお考えをお聞かせください。 本学がこれから取り組むべきことは、リベラルアーツを掲げる世界の大学と協力しながら、日本の高等教育のリベラルアーツ化を推進することです。 その手段の一つが授業の国際交流です。本学の授業を海外に向けて配信する、あるいは海外の授業を本学の学生が日本で受講する。このような海外の大学との間で、授業配信をするための協議を進めています。 もうひとつは、ニューヨーク州立大学が世界の各大学に呼びかけて作った、科目の互換をするためのプログラム、COIL(※)に参加することです。そこを通じて本学の教員が、他大学の教員と授業を交換したり、あるいは共同で授業を行ったりということが実施可能になります。こちらはかなり具体的な構想が進んでいます。 また、本学は秋田県の支援を受けている公立大学なので、秋田県に対する地域貢献は非常に大切です。では、本学がどのように秋田県に貢献すべきか。その答えは「国際教養大学の存在価値を通じて、世界に〝秋田〞の存在を知らしめること」だと考えています。本学を卒業した人材が日本や世界で活躍する。世界各国から来た留学生が秋田で学び、帰国して活躍する。秋田で教育を受けたことを誇りに、国内・国外を問わず活躍して欲しいですね。 プロバスケットボールチーム〝秋田常に先進の「国際教養大学」であるために------ご就任から丸2年。まだ若い国際教養大学をどう率いるか、抱負をお聞かせください。 前任者である中嶋学長のご尽力で、本学は先見的なモデルの大学として活動してきました。しかし、この大学が珍しがられてモデルになるほど、世界と比べ、日本の教育には課題が多いということです。本学は日本の中でリーディング・ユニバーシティになっていると自負していますが、これを世界の大学と比べ遜色のない、世界標準まで引き上げることが本学の課題だと思っています。世界に通用する教育、そしてゆくゆくは世界をリードする教育を行う。一方で日本研究など、日本の大学として特色のある学問もノーザンハピネッツ〞の社長は本学の1期生です。5年前に設立されたチームですが、全国大会で2度の準優勝を果たし、全国に名を馳せています。また、卒業生が秋田で起業する例もあります。このように、輩出した人材が秋田に貢献している例もあります。しかし、まだ開学して 12 年目の大学です。地域貢献が大きな形になるには、あと 10 年は必要でしょう。学生の自律学修を支援する「能動的学修支援センター」の様子。英語学修のためのスピーキングルームやDVDブース、オープン学修スペースなどを完備しています。24時間365日オープンの図書館では、深夜でも学生の姿を見ることができます。在学生の約5人に1人が留学生。学食にも外国人学生の姿が見られます。※:Collaborative Online International Learning25

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