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学生の8割以上が毎日利用する学食 スポーツ健康学部の特長は専用の食堂を設置し、栄養教育の実践の場として活用していること。学部の授業開始と共に、食堂も営業を開始しました。同学部事務課の神屋敷昭人主任は、「健康を考える上で、食や栄養に関する学びは欠かせない」と語ります。 「必修科目の『スポーツ栄養学』では、栄養素の名前・特徴とそれらを摂取できる食事について教え、栄養指導の疑似体験なども行なっています。必修の『健康科学』、必修以外にも『衛生学』『生活習慣病と身体活動』など、食や栄養にかかわる授業が複数開講されています」。 食堂を運営しているのは、世界的なスポーツイベントにおいて食事提供の実績のある会社です。学費に昼食費(栄養実習費)が含まれているため、700名近くの学生の8割以上が食堂を利用。毎日栄養バランスの整った昼食を取ることができます。今年度より大学からの提案で、中指を機械にかざすことで昼食の提供が受けられる「指静脈認証システム」が導入され、広大なキャンパス内を実習で移動することが多い学生たちがより利用しやすくなりました。意識の高い学生に対応する健康管理プログラム スポーツ健康学部食堂では、運営会社の協力のもと、年に約3回、「HEALTHY NAV.®(ヘルシー・ナビ)」「ヘルス・ジャッ旬の食材にまつわる掲示物を写真に撮っている学生さんを見かけます。管理栄養士として、メニュー作りでの貢献はもちろん、もっと学生さんの食や健康に関する学びを直接手助けしていきたいです」。 食堂の利用率が高いため、「4年生から下の名前で呼ばれる」ほど学生との距離が近いと語るのは、同食堂支配人の堀内健二さん。今後の食堂運営について次のように語ります。 「食堂に設置した意見箱で学生さんの声を集めていますが、メニューに関する要望だけでなく栄養学に関する専門的な質問があるのには驚きます。学生さんの高い意識に対応すべく、大学側とも連携し、学部の趣旨に沿った食堂作りに日々邁進していきます」。ジ」という2つの健康管理プログラムを実施しています。ヘルシー・ナビでは、希望学生に対して、ヘモグロビンや骨強度など各回のテーマに沿った健康数値の測定と、改善のための食事アドバイスを行います。ヘルス・ジャッジは、普段の朝・昼・晩の食事を入力すると栄養バランスのグラフが表示される機器を使い、栄養士が各個人に合わせた栄養指導を行うというものです。 同学部食堂の常任管理栄養士である坂本美咲さんは、プログラムに対する学生の関心の高さを見て、彼らの学びに繋がる行動を模索し始めたといいます。 「例えば前回のヘモグロビンの測定であれば、3日間で計269名の学生さんが参加しました。普段の食堂でも、私たちが作成しているメニューの栄養バランスや法政大学のスポーツ健康学部は、日本のスポーツ振興と個人の健康づくりに貢献できる人材を養成するため、2009年に新設された学部です。その学食は食事を楽しむだけではなく、スポーツ健康学部の学びに沿った様々な工夫がなされていました。法政大学 スポーツ健康学部食堂健康・栄養教育の実践の場として意識の高い学生が活用する学食事例取材学食での多彩な取り組みスポーツ健康学部事務課の神屋敷昭人主任。汁なし担々麺には、次回のヘルシー・ナビ「骨チェック」に向けて、乳飲料が付いてきました。指静脈認証システムは、怪我などを考慮し、左右どちらの手でも利用可能。左から堀内健二支配人、坂本美咲管理栄養士。16

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