IKUEI NEWS Vol.70
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 「良い出会い」をしよう。それが入学式の時に頂いた言葉であり、母が遺してくれた言葉です。この6年間たくさんの人たち、物事、文化に出会いました。先生方、学友、部活動の仲間を始め、患者さん、御献体、赴いた先で生活している人たち。その全員からさまざまなことを学ぶことができました。その全ての出会いで緊張し、感動し、自分の未熟さを感じながら、一生懸命に、誠実に向き合えたと思っています。 人間関係の難しさは医師に限ったことではないのでしょうが、殊に医療の現場においては心身のいずこかに問題が今年も多くの奨学生が卒業を迎えました出会いに育てられた6年間鹿児島大学 医学部6年砂川 珠輝今年の卒業生を代表して、その努力と成果が認められた返還免除者2名による卒業の言葉を紹介します。2014年度返還免除者川邊 俊介(京都薬科大学薬学部)砂川 珠輝(鹿児島大学医学部)入江 翠(北里大学獣医学部)生じている人と出会う機会が多く、時には患者さんの涙に接することもあり、最初のうちはとても戸惑いました。臨床実習、離島実習など様々な経験を経て、周りの支えを受けながら、それぞれの人、病気、傷に対応できる柔軟性を少しずつ身につけることができたと思います。これからも出会った全てのものに報いることができるよう、研鑽を重ねていきたいです。 このような充実した大学生活を送ることができたのも、6年間もの長い間支えていただいた方々すべてのお蔭です。心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。 6年間の学生生活は、多くの人との出会いにより充実したものになりました。 学業では薬物動態学の研究に3年間没頭し、仲間と一つのテーマに取り組み結果を出す喜びを知りました。また学会発表、論文執筆に携わることができたのも良い経験でした。 学外では耳の不自由な方々の集いに参加し、薬に関する質問に答える活動を行っています。実務実習で薬に対する不安を抱える聾唖の患者さんに出会ったのがきっかけです。聾唖者の中には字を読むのが苦手で、薬の説明が正確に伝わっていない方もたくさんいらっしゃいました。多くの人との出会いが明確にした私の夢京都薬科大学 薬学部 6年ろう あ川邊 俊介活動後、「初めて知ることがたくさんあったよ。ありがとう」と声をかけていただいた時、患者さんに寄り添える薬剤師を目指すべく病院に就職することを決めました。 思う存分研究に集中し、課外活動にも積極的に取り組むことができたのは支えていただいた方々すべての支援のお蔭であり、様々な分野で活躍される先輩方に出会い刺激を受けることができたのは「奨学生の集い」という機会があったからに他なりません。心からお礼を申し上げます。薬の先生として医療に貢献することで恩返しできるよう一層精進して参りたいと思います。本当にありがとうございました。35

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