IKUEI NEWS Vol.70
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平日特化型宿泊予約サービスでシニアマーケットに迫る「平日予約」に特化して他の宿泊予約サービスと一線を画し、シニア世代に支持の厚い「ゆこゆこ」で経営戦略を立てる大迫さん。「B to Cの難関」であるシニアマーケットで、最適解を探して試行錯誤を続けています。株式会社リクルートライフスタイル(電通育英会37期生)大迫 直志さん旅館と利用者にWin-Winのサービスを提供 大迫直志さんは、2004年に京都大学総合人間学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。2012年からは株式会社リクルートライフスタイルに転籍し、現在はシニア世代向け宿泊予約サービスを行う「株式会社ゆこゆこ」に出向中。事業統括グループのマネージャーとして事業計画の作成や戦略会議の運営を行っています。 (株)ゆこゆこの主なサービスはシニア世代をターゲットに、旅館等と提携し、平日ならではのサービスを提供することです。隔月で発行する旅館情報誌「ゆこゆこ」をDMスタイルで届けています。その件数は150万世帯で顧客層の8割が50代以上。電話予約を好むこの世代のために、東京・札幌・福岡に3つのコンタクトセンターを設けています。 「シニア世代は、会話の中で細かい確認をしながらの予約を好まれるため、予約の7割が情報誌を見ながらの電話予約です。弊社はウェブでも旅館情報を提供していますが、ウェブサイトで宿を選ぶ方も、半数は電話で予約されます。したがって、電話を受けるスタッフに対しても、一つ一つ確認しながらのていねいな対応を心がけています」。 (株)ゆこゆこは、稼働率の低い旅館の集客支援サービスからスタートし、そこにシニア世代の平日旅行需要があることを発見しました。そこで、平日の稼働率を上げたい旅館と、低価格で旅館に泊まりたいシニア世代を結び付けるサービスを開始しました。現在ではシニアマーケットで一定の地位を獲得し、さまざまな企業から協力依頼が持ち込まれています。 「大手旅行代理店との業務提携では、旅館と交通手段のセットツアーを企画しました。今後は旅行以外の領域も含めて、さまざまな企画を幅広く展開していきたいですね」と語ります。※B to C(Business to Consumer):個人顧客を対象にしたビジネス・サービスのこと。法人顧客の場合はB to B(Business to Business)。27

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