IKUEI NEWS_69
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すれば事業の利益に繋がるかを考えることが大切です。自分は重要度を判断する訓練として、日頃からシミュレーションを欠かさないようにしています。常に何パターンかの行動を頭の中で考え、最良だと思ったものを実行していると、徐々に上手くいきそうなものが事前に分かるようになってきます」。 島﨑さんは今後コンサルタントとして、日本企業がグローバル社会で生き残るための、永続的な規模拡大を支援していきたいと語ります。 「グローバル化によって企業のビジネスターゲットが世界に広がると、例えばAmazonのような一人勝ちのケースが多くなり、トップ以外は存続が難しくなっていくと思います。その時に、日本企業を支援し、世界のトップ企業に押し上げていくことが私の使命です」。 「組織/業務の可視化は、各部が作っている業務マニュアルを見たり、聞き取り調査を行ったりして、部署同士の繋がりを明らかにすることから始まります。その際に重要なのは、各部署が商品・サービスを提供するためにどのような機能・責務を担っているか、またその機能に不足・重複はないか、代替は可能かなどの視点です。そこで、クライアントが顧客に提供している商品ごとに業務の流れを分析調査し、フロー図に起こす作業をしています」。全体を見据えて分析する面白さをコンサルティング業界で 一昨年まで大和総研に籍を置き、大和証券グループのネット銀行設立に関わっていた島﨑さん。ある時、「一生終わらないのでは」と思うほどの業務を抱えていたといいます。 「ネット銀行立ち上げ時は10人規模のプロジェクトだったため、私ほどの若手にも大きな裁量が与えられていました。しかし、その分業務も大量で、課題・タスクが400個を超えたこともありました。どれも競合ネット銀行の各種サービス分析などの大きなテーマばかりで、絶望感すら覚えました」。 そこで島﨑さんは各種課題・タスクをグループ化してカテゴライズすることで、『これさえ決めれば他の課題についても自ずと解決できる』という事項がいくつもあることに気づき、その難局を乗り切りました。 ネット銀行という新規事業の立ち上げに関わる中で、自分なりに状況分析を行い、新たな事業を作り上げることに面白みを感じ、コンサルティング業界への転向を決めた島﨑さん。「クライアントの信頼に応える責任がある」と語ります。 「企業が抱える経営課題には複雑なものが多く、『長年やっても終わりが見えない』状態を、外部のナレッジやノウハウを活用すべくコンサルタントに任せて解決しようとします。我々に全てを一任してくれるので責任は重大です。その期待に応え、課題に対して誰もが納得できる答えを出して感謝されることは、コンサルタントの大きなやり甲斐の一つです」。世界に羽ばたく日本企業をコンサルタントの立場で支援したい コンサルタントの仕事は、「さまざまな物事をスピーディーに決めていくことが楽しい」という島﨑さん。コンサルタントに必要な資質は何か、という問いに、「物事に重要度をつけられる」ことだと返ってきました。 「多岐にわたる経営課題の中で何が最も重要な課題で、それをどう処理思考整理に欠かせない書類フォルダとボールペン。「憧れの上司の愛用品と同じモンブラン製で、偶然妻からプレゼントされた」という思い出の逸品。デジタルなイメージの強いコンサルタントですが、「手で書いて考えることも大切」と島﨑さん。26

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