IKUEI NEWS_69
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ゼネラリスト育成のためにキャンパス統合を目指す--------総長としてこれをやり遂げたいという目標をお聞かせください。 目標は3つあります。そのうち、学生のグローバル体験の充実と、アクティブラーニングによる学生の教育についてはすでにご紹介しました。 最後の1つは、キャンパスの統合です。これは時代が求めるゼネラリスト育成という目標実現のためのテーマです。どの専門分野でも、専門知識とともに深い教養と幅広い知性を持った「生き抜く」ことのできる人材、すなわちゼネラリストを求めています。このような人材を育てるためには、文系・理系が一つのキャンパスにまとまった学際的自由度の高い環境が必要です。 その考えは、最終的にキャンパスの統一に帰結します。実現には莫大な資金と時間が必要ですので、ゆっくりと、しかし着実に歩を進めたいと考えています。 現代福祉学部は福祉・地域・心理の三本柱の基礎を1年生で学び、2年生で志望を決めます。私は福祉・地域混成のゼミを選択し、東日本大震災で被災した陸前高田市の住民を訪ね、その要望をまとめてボランティア団体に伝えるなど、復興を側面から支える活動を行いました。 入学当初は公務員志望で、1年次から学内の対策講座を受けていましたが、被災者との触れ合いの中で民間のスピーディな支援が必要だと気づき、損保会社への就職を決めました。今は資格取得のための入社前学習で忙しいですが、一人前になって災害で困っている人たちの力になっていきたいです。 私が法政大学に入学して最初に素晴らしいと思ったのは「基礎ゼミ」です。学部内の学科の異なる20名弱の学生でゼミを構成し、担任の教授もいて、高校のクラスの感覚を味わいました。大学生活に不慣れな中でほっとしたことが懐かしいです。今でも基礎ゼミで出会った友だちとは深い付き合いがあります。現代福祉学部福祉コミュニティ学科4年神澤 理沙さん 小学校の先生との触れ合いが楽しかったことが原体験となり、教員になることを意識し始めました。今は自然法則を数式で表す楽しさに惹かれ、高校の物理科教員を目指しています。 創生科学科を選んだのは、理科にかぎらず数学や心理学など色々なこと学べるため、視野の広い教員になれると思ったからです。具体的には、1・2年生で数学・物理の基礎や教養科目を学ぶことで基盤を固め、3年生以降に物質・自然・人間・知能の4つのフィールドの中から自分の深めたいものを選びます。私は生徒たちと深く関われる教員を目指して、人間のフィールドで心理学や行動科学について学ぶつもりです。 今は、教職の勉強を第一にしつつ、オープンキャンパスのスタッフや塾講師のアルバイトを通じて積極的に人と交流する機会を作っています。学生の間にできるだけ多くのことにチャレンジして、卒業後はできれば埼玉に戻って母校の教壇に立ちたいですね。キャンパスで聞きました理工学部創生科学科2年鶴岡 祐汰さん 2年次に国際開発協力論のゼミで東南アジア諸国を視察した際、日本のテレビ番組が当たり前のように放送され、各国の文化として根付いていることにカルチャーショックを受け、以来「文化としてのテレビ」をテーマに勉強してきました。 法政大学の好きなところは、ずばり「学生」です。特に、私が1年次から参加していた、OB・OGのメディア関係者が講師を務める「自主マスコミ講座」には、何か人と違うことをしたいと考えたり、「当たって砕けろ」の精神で何にでもチャレンジしたりする独特な人たちがたくさんいて、良い刺激になっていました。マスコミと銘打っていますが、そこを目指すだけでなく、一所懸命自分のやりたいことを探すための場だったように思います。 来年からは念願叶ってテレビ局で働きます。あの東南アジアでの衝撃を忘れず、日本のビジネスマンが世界のどこへ行っても話題にできるような、グローバルな番組を制作したいと思っています。法学部政治学科4年新井 万季さん学園祭にあたる「自主法政祭」は、学生主体の運営体制が長年にわたり維持されています。24

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