IKUEI NEWS_69
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センターやシイタケ農家を訪問し事前学習を行いました。ブースでは、シイタケの栽培工程を追ったDVDの上映、駒打ち体験、シイタケ料理「原木どんこ寿司」の試食会などを行い、子どもたちの興味を惹くことに成功しました。 「プロジェクトを始める前は第一次産業のことをよく知らず、軽く見ていたところがありました。今回の参加で農家の方々の熱い思いに触れ、何とか子どもたちにこれを伝えたいとプロジェクトの成功を目指しました。ただ、頭であれこれ考えていても、プロジェクトが先に進まないという局面が何度かあり、その時には『とにかく行動を起こす』ことで、次に繋がる何かを探していたことが多かったように思います。まさに、『チャレンジなくして進歩なし』でした」(櫻田さん)。 「シイタケ農家の人々の思いをイベントに参加する子どもや保護者の方にきちんと伝える際に、言葉遣いや喋り方に工夫をこらすなど、生のコミュニケーションを試行錯誤で学ぶことができました。また、役割分担をしっかり決めることで、『チームの誰かがやるだろう』という他人任せから、『この仕事を絶対にしなければいけない』という責任感のある状態になることを、身をもって体感しました。その後、別の機会で初対面の6〜7人でチームを組んだ際、互いに譲り合ってリーダーが決まらないのを見て、自分からリーダーを買って出て役割を決め、チームをまとめることができました」(大河さん)。「壁を乗り越える」ことで獲得される芯の通ったスキル また、経営経済学部3年生の大野洋佑さんは、大分の特産品である関あじ・関さばについてのブースを企画・運営しました。大分県漁業協同組合佐賀関支店を訪れ漁師の方々からヒアリングを行い、当日は実際に魚をさばく体験を子どもたちにさせたり、そのさばいた魚をその場で食べてもらったりするなどさまざまな工夫を凝らし、「将来は漁師になりたい」という子どもがいたほどの盛況でした。 「まずは自分たちが関あじ・関さば漁について知るところから始め、子どもたちに興味を持ってもらえるような楽しいことや身近に感じられる企画を考えました。実は、友だちに誘われてプロジェクトに参加したので、最初は受け身な部分が多く、指示待ちが多かったのですが、イベントが近づいてくると、自分から動かなければ進まない、という自覚を持って進められました。このプロジェクトに参加したおかげでチャレンジすることが怖くなくなり、人間力育成センターのプロジェクトやインターンシップなど、何でも興味を持ったらすぐ参加するようにしています」。 吉村教授は社会参画プロジェクトを通じて、「芯の通った力を身につけて欲しい」と語ってくれました。 「社会参画プロジェクトが目指しているのは、表面的なスキルを身につけることではありません。コミュニケーションがとれる、プレゼンテーションができるなどの表面的な社会人基礎力のスキルだけでは、社会で活躍していくことは難しいと思います。それよりも、このプロジェクトから何を感じたか、それをどう伝えればいいかなどを真剣に考え、その結果として得られる芯の通った人間力を身につけて欲しい。そのためには、『壁を乗り越える』経験、成功体験が必要だと思っています。より多くの学生にプロジェクトに挑戦してもらい、卒業後の社会で活躍して欲しいですね」。「わくわくワークランド」の様子。関あじ・関さばの魅力を、クイズで子どもたちに伝えました。シイタケの駒打ち体験の様子。実践事例学生を育てるアクティブラーニング型授業20

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