IKUEI NEWS_69
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※TA:ティーチング・アシスタント。授業の補助や支援を行う。文科省事業への応募をきっかけにアクティブラーニングに取り組む 山梨大学の反転授業への取り組みは、文部科学省が2012年に実施した「グローバル人材育成推進事業」への応募がきっかけでした。その準備でアクティブラーニングを任された工学部の塙雅典教授は、授業の前に電子教材を配布し、予習をしたうえで授業に参加することで、学生同士が議論し、教員は追加・補足の解説や質問対応など学生のサポートにまわるスタイルの授業を考案しました。 塙教授は「学生一人一人が学びを自分事と捉えると同時に、学生同士が相互にインタラクションしながら学ぶスタイルの授業」を、当初から予定していたと語ります。 「自分一人で問題を解けたという達成経験はもちろん、グループの仲間が解けたという代理経験を積むことでも、り入れており、前期にデジタル通信理論の基礎、後期にその応用を学びます。2014年度前期は担当の塙教授と修士1年の学生TA※、助教の計3名で学生80人の授業を行いました。自己効力感が向上し、自らの学びに自信を持てるようになっていきます。そして、継続的・自主的に学習する能力や、チームで物事を進める能力、目的を持って論理的・科学的にコミュニケーションできる力を身につけさせることが、グローバル人材育成に繋がることを狙っていた訳です。残念ながら採択には至りませんでしたが、このトライアルをきっかけに協力関係ができた大手事務機器メーカーのご支援をいただいて、教育改革に向けた共同研究がスタートしました。それが今日の反転授業に繋がっています」。反転授業で変わった学生の学びへの姿勢 塙教授が担当する情報通信の授業では2012年度後期から反転授業を取山梨大学 情報通信 (反転授業)学生に達成感とインタラクティブな学びを体験させるために始まった山梨大学のアクティブラーニング。動画を見ることで授業の予習を行い、講義では、自分の考えを他人に納得させるためのプレゼンテーションや相手の理解レベルまで考慮したディスカッションに取り組むなど、受講生たちは自主学修へのステップを登りつつあります。反転授業のメリットは事前学習、講義内の双方にありアクティブラーニング型授業を履修する明日への視点自分を育てる学生生活の過ごし方12情報通信の授業の様子。ホワイトボードなども利用しながら、グループで課題に取り組みます。工学部の塙雅典教授。15

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