IKUEI NEWS vol58
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文学部人文学科4年浅野 美紀さん42 交換留学生として、フランスのリヨン第三大学で1年間勉強しました。海外留学には中学生の時から興味があったのですが、英語科とフランス語科のどちらに進むか悩んでいた時に、高校の先生から、語学とは別の分野を学ぶこと、英語以外にもう一つ言語を学ぶべきだとアドバイスを受け、文学部に進み、フランスに留学することを決めました。 私の専攻している地理学は人文地理学と自然地理学とに分かれます。私は社会問題に関心があったので人文地理学を選択して、色々な地域や、地域間の問題を研究しています。卒論は「フランスの移民流動に伴う文化の流入」についてまとめるつもりです。留学先の大学とは単位互換ができるので、4年で卒業も可能でしたが、研究発表や実習、卒論にじっくり取り組みたかったので、あと1年残って勉強することにしました。卒業後はフランスの大学院に進み、新たに国際商取引やビジネスを学んで、将来の仕事に活かしたいと思っています。 大学では自分の好きなことを勉強したかったので、カリキュラムを自由に決められる名古屋大学の法学部で、政治学をとことん勉強したいと思いました。それまで外国人と接する機会もあまりなかったので、アジアからの留学生が多いことも魅力的でした。 1年生の頃からSchool of Law Volunteers(SOLV)というサークルに所属して、留学生の生活支援や文化交流を行っています。彼らの日本での生活環境を整えるサポートをした時、ボランティアといっても何かをしてあげるのではなく、一緒にやることで自分のためにもなるのだという手ごたえを感じました。留学生は常に「日本ではどうなの?」と問いかけます。日常の些細なことでも、互いに染みついた文化や習慣がはっきり違うことを肌で感じ、自分が日本人だということを再認識しました。 現在は就職活動をしている最中ですが、将来も日本人だという意識を忘れずに、世界の人とつながりながら、日本に貢献できる仕事をしたいと思っています。 名古屋市出身なので、もともと名古屋大学は地元の大学として馴染みがありました。数学を勉強したかったので、理系に強いところに魅力を感じて進学を決めました。夢は数学の教師です。人が好きですし、教師生活を通して何千人もの生徒の相手をしていくのは素晴らしいことだと思います。 交換留学では、ヨーロッパにとても興味があったので、デンマークのコペンハーゲン大学を選び、教育学を学びました。寮生活も最初はコミュニケーションが難しかったのですが、慣れてくると英語で意思疎通ができるようになりました。日本とは文化も生活も全く異なる環境で、自分が「違う」ことを実感する中で、言語は英語でも、やはりアジア人と話す方が落ち着くことを改めて感じました。 卒業後は大学院に進学します。専門の数学以外に、これからも英語の勉強は続けていきたいですし、学生のうちに、自分が苦手だと思うことや、やりたいと思ったことには、積極的に挑戦しようと思っています。キャンパスで聞きました理学部数理学科3年青木 雅弥さん法学部法律政治学科3年大坪 浩士さん 経団連が秋入学の受け入れを表明していますが、それなら企業の新卒者春一斉採用をまずやめていただきたい。留学・留年すると就職に不利という不文律は、型にはまった学生を求める企業の姿勢が作り上げたものです。 学生の内向きを嘆く前に、企業も新しい時代に合った人材確保に転換し、留学・留年した学生の評価を見直してくれることを願うばかりです。そこが変わらないままで大学のグローバル化はあり得ません。------大学のグローバル化を、今後どのように進めて行こうとお考えでしょうか。 今の日本は、すごく悲観的です。しかし、1945年以降、一度も戦争をせず、国民の人権、幸福を大切にし、国民が等しく豊かになったことは誇るべきことです。私たちはそれを忘れていますが、アジアの人たちは大変高く評価しています。もっと自信を持って、ジャパニーズスタイルをグローバルスタンダードにするような取り組みをすべきです。それをアジアや開発途上国に届けることが真のグローバル化だと思っています。それを教育現場でどう進めるかがこれからの本当の課題でしょう。東山キャンパス全景

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