IKUEI NEWS vol58
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28在宅ケア研究会副理事長の黒田裕子さんのご指導のもと、コミュニティ支援ボランティアとして活動しました。 活動の一つであるお茶会の運営では、百人一首やクイズ大会を行うことで、全員参加型のお茶会を目指しました。会の後に、一人の女性が「ここでは思いっきり笑えてすごく楽だわ」と言うのを聞いて嬉しかった半面、仮設住宅で日ごろ大きな心労を抱えていることが察せられました。 そして最も力点を置いていた活動が仮設住宅の訪問です。ボランティアの看護師さんと一緒に、特に見守りが必要な方のお宅を訪問しました。私たちは被災者の方々のケアに関して専門的な知識も経験ありません。しかし黒田さんの教えに従い、「話すよりも聞くこと」「することよりもいること」をモットーに活動する中で、支援者である前に一人の人間として目の前の人に向き合い、寄り添うことの大切さを学びました。これからも一人の人間に関わる責任をしっかりと自覚して、活動を継続していきたいと思います。 私たちは都市環境学科の学生を中心とする「都市環境学科研究会」というボランティアサークルで岩手県陸前高田市気仙町の今泉集落を拠点に活動を行いました。本日はその中で私たちが参加した「積み木の家プロジェクト」(注)についてご紹介します。 これは仮設住宅の敷地内に、自分たちの手で集会所を作るプロジェクトです。震災後、次々と仮設住宅が建てられていくにもかかわらず、その中に復興や今後の計画について話し合う「集会所」がないと住民が気づいたことがプロジェクトの発中央大学活動内容個人宅での清掃作業の様子(気仙沼大島)「積み木の家プロジェクト」一つ一つの木材に住民がメッセージを書き込んでいった「積み木の家プロジェクト」集会所の完成写真自分たちの手で集会所を作る理工学部都市環境学科3年 原 一浩端です。建設に使用する木材の一つ一つに地域の方々のメッセージを書き込んでもらい、どの木にメッセージを書いたか分かるようにナンバリングを施し、保護塗料を塗って耐久性を高めていきました。陸前高田市が復興を遂げて集会所を解体する時が来たら、また皆で集まってメッセージを読みながら、現地の方と一緒に喜びを分かち合いたいと思います。 また、私たち都市環境学科の学生は、普段大学で液状化や津波のメカニズム、防災工学や都市計画などを学んでいます。将来、震災や防災といったキーワードと一生向き合っていく仕事に就く立場として、目の前の勉強や研究にしっかりと取り組んでいきたいと思います。■仮設住宅のコミュニティ支援(気仙沼市面瀬) ●お茶会の運営 ●支援物資の仕分け・配布 ●仮設住宅の訪問■積み木の家プロジェクト(陸前高田市)■気仙沼大島での活動 ●瓦礫撤去作業 ●コミュニティ復興支援 ●養殖業復興支援 ●学内での震災ボランティア写真展(注)…使用する木材は1m前後の大きさのため、積み木のように人の手で積み上げることが可能

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