IKUEI NEWS vol58
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24 私は「東日本大震災に伴うボランティア実習」を受講し、履修を終えた現在は、毎週土日に浦安の「東北被災地サポートマルシェ」のスタッフとして、岩手県釜石市・福島県郡山市・千葉県浦安市の物産販売を行っています。 昨年6月から8月末までの間は、浦安市内の小・中学生を対象とした学習支援や、被災地を盛り上げるために、マジックショーなどのイベントの企画・運営を行いました。夏休みに浦安市で開催された「明海の丘夏祭り2011」では、福島大学と連携して浦安と福島の物産の販売を行い、全ての売り上げを福島県の各種復興支援活動の資金として寄付させていただきました。 9月にはボランティア実習を受講する学生の有志で岩手県大船渡市に行き、瓦礫の中から金属やガラス片を取り除く作業に取り組みました。この時、できることのあまりの小ささに自分の無力さを痛感しながらも、どんな小さなことにも続けることに意味があると気づきました。 そして12月には、これまでの経験から学んだことを個人で実践したいと思い、福島大学の学生と一緒に日本財団とめざましテレビの協働プロジェクトである「田んぼエイド」に参加しました。これは津波で塩害に遭い、作付けできなくなった畑に綿花の種を蒔いて復活させようというものです。塩害を受けた畑は、10年間通常の作付けができないと言われていますが、綿花の栽培を繰り返すと、3年で塩分濃度が基準値にまで下がるとされています。実際に種植えを開始した6月から、私が参加学生からの報告浦安での実習から個人の幅広い活動へした12月までの半年間で、土壌の塩分濃度は半分以下にまで減少したのです。そして、今すでにその畑でお米を作り始めています。 私はこの半年間、各地で沢山の方々に支えていただいた経験を通じて、人と人とのつながりの大切さを学びました。私がこれまでに出会った被災地の方々の生活を改善できるまで、これからも自分にできることを続けていきたいと思います。現在は個人レベルでの活動が中心なので、今後はもっと団体として大きく活動していきたいです。農学部農芸化学科2年 西山裕基明治大学「浦安ボランティア活動拠点」の活動内容■小・中学校での学習支援■東北被災地サポートマルシェ■瓦礫跡での清掃、仕分け作業(岩手県大船渡市)■浦安の被災および修復状況調査■小・中学校などでの復旧業務サポート■浦安の商品販売■被災地の写真展示■教員による講演会・学生の活動発表会■被災地を盛り上げるためのイベント開催■マジックショー、クイズ大会、マンガの描き方教室などの実施側溝の泥を手作業で掘り出す作業(岩手県大船渡市)岩手県大船渡市での清掃活動の様子

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